B子とは上京してから一度も会っていなかったから、飲んでいる時もずっと気になって仕方なかった。一緒に飲んでいる友達は、俺がB子に気があったこと知っているから、冷やかされたりもした(笑)。
結局、俺たちは閉店時間まで飲んで、帰ろうと店を出て代行タクシーがいるとこに行こうとしてるとこに、ちょうどバイトを終えたB子が出てきたんだ。
B子は俺以外の奴らとは地元でしょっちゅう会っているみたいで、俺たちの輪に入って自然な感じで話し始めたんだよね。でも俺の方は、約4年ぶりの再会というのもあって、緊張して全然話せなくてさ。
そうしたら、友達のひとりがそんな俺に気付いたのか、ニヤニヤしながら「お前、B子ちゃんと一緒に帰ればいいじゃん」って言ってきたんだ。
B子は車で通勤してて、なにより家は同じ町内で近所だし、「私はいいよ! 乗っていきなよ!」ってB子もアッサリと承諾したんで、俺も断る理由がなかったんだよね。
それで、B子が運転する軽自動車で送ってもらうことなったんだけど、車内では子供ころの思い出話や俺の東京での生活とか話して、次第に昔の調子で話せるようになっていったんだ。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、俺の家の前に着いたんだけど、もっと喋りたかったし、離れたくなくて…。酔っぱらっていたこともあって、「散歩しない?」って言葉が口をついて出たんだ。
その季節、秋田の夜はもう肌寒くて、さらに田舎だから家の周りは何もなくって、ふたりで家の周りをウロウロ(笑)。
途中でB子が少し寒そうにしているのに気づいて、思いきって手を握ったんだ。B子もそれを拒むことはなくて、なんだかいい雰囲気になったんだよね。
その時、田んぼのあぜ道を歩いてたんだけど、月明かりの下、そこはふたりっきりの空間だった。
その日はちょうど満月で、月明かり照らされたB子は妙に色っぽく見えた。そのまま感情に身を任せ、抱き寄せてキス。そしたら、B子は拒むことなく、俺の腰に手を回してきた。
キスしたままおっぱいを触ると、B子の目はすでにトローンとしてた。
準備万端ながら、そこは田んぼの真ん中のあぜ道。それ以上するってなっても、ベッドもソファもない。そこで俺が見つけたのが、かかし(笑)。
ちょうど収穫の時期だったから、田んぼにチラホラあるかかしにB子をつかまらせてヤルことにしたんだ。