2017年も終わりということで、区切りという意味で身辺整理する人たちがいる。風俗業界で結構多いのが、“年内引退”を宣言するキャストだ。
彼女らが業界から足を洗う理由は、もちろんさまざま。借金が理由で業界入りした女性の場合は返済完了だろうし、夫や彼氏にバレたからという“身バレ”などもあるだろう。多くがひっそりと辞めていくものの、看板娘ともなると、引退宣言をする者も少なくない。
たとえば、今年、池袋にある某デリバリーヘルスの看板娘が11月初旬に年内引退を発表した。彼女は風俗専門サイトでグラビアを飾るほどの人気者で、サイトや写メ日記、SNSで情報を拡散したところ、残り2カ月のシフトのほとんどがスグに埋まってしまった。ある程度のリピーターがいて、告知する媒体があれば、有終の美を飾ることができるわけだ。
こういった人気嬢の卒業日(最終出勤日)には、オープンからラストまでシフトが組まれることがあり、まさに体力の限界への挑戦といった感じになる。プロレスラーなどがゆかりのある選手全員と絡みたいからと『〇人掛け』と称して引退試合を行うことがあるが、それに近い状態だ。
とはいえ、実際には、90分コースで4、5人を相手にすることが限界。特にデリバリーヘルスの場合は、プレイとプレイの間に移動時間が必要なのでタイムロスがかなり出てしまう。では、店舗型の風俗店の場合はどうかというと…。