これに焦った私は、思わず前を向いてハンドルをギュッと握りしめます。タクシーの運転手というのは、セクハラとか痴漢行為を疑われると一発でアウトなので、たとえ乗客がパンツを見せてきても見てはイケないんです。
私はバックミラー越しにも彼女を見ないようにし、「着きましたよ」と何度も声をかけました。それでもなかなか起きません。どうしたもんかと思案していると…、今度は上着を脱ぎだすではありませんか！
彼女はシャツのボタンも外し始め、胸の谷間をあらわにします。見ちゃイケないと思いつつ、チラっと見てしまいました（すみません）。で、いよいよヤバイと思ったとき、ピンとひらめきました。
「車内を寒くしてやろう」
と思いついたんです。逆に暑くすれば服をどんどん脱ぎそうですが、そんなことをしたらクビになってしまうかもしれないので、それはやめました…。
エアコンの冷房を最大にすると、次第に車内が寒くなっていきます。すると、その冷気でようやく彼女は目を覚ましてくれました。
その後、無事に彼女を降ろすことができたのですが…。イイ女のパンチラと胸チラが頭から離れず、私はそのまま個室ビデオ店に向かったのでした。
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