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そのせいか、夏場は一日一回射精していれば満足できていたのに、しっかり栄養を摂っているこの季節は一日一回の射精くらいじゃ全然物足りないのである。
というワケで、あり余った性欲の捌け口を求めて、今日も出会える系サイトに接続するのであった。
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今日渋谷に行くので…
久しぶりに渋谷に行く予定です。
出来れば18時くらいに待ち合わせして楽しく遊びたいです(ハート)
年上の男性が好みなので、
優しくてエッチなオジサマからの連絡をお待ちしています(ハート)
書込み日時:10/2* 13:53
受付メール数 :0/10
♀ヒサコ
30代前半
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この書き込みは、筆者愛用の出会える系サイト【ワクワクメール】で見つけたものだ。“こなれた印象”を受ける内容だが、この書き込みになぜか惹かれてしまい、興味本位でアプローチを開始することにした。
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はじめまして、ヒサコさん。
都内のデザイン事務所でWEBデザイナーをしているショーイチ・36歳です。
さきほど偶然ヒサコさんの書き込みを拝見しました。
18時以降ならずっとヒマしているので、
ぜひヒサコさんと楽しい時間を過ごしたいです。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、
ご検討のほどヨロシクです!
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定型文の、あっさり気味のファーストメールを送信。すると、3分もしないうちに彼女から返信が届いた。
このレスポンスの早さに、一抹の不安を覚える筆者。業者か半玄人かもしれないと思わないでもなかったが、毒を食らわば皿まで、だ。
あえて地雷を踏む覚悟でメール交換を続け、約束はあっさり成立した。
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渋谷の待ち合わせ場所に到着した筆者は、到着した旨を彼女に連絡。しかし、5分経ってもなんの音沙汰もなかった。
やきもきしながら待ち続けるが、約束の時間を10分過ぎてもまだ来なかった。
こりゃ久しぶりにヤラれたな…
ここ1年近くイタズラや冷やかしに遭遇していなかったので、ちょっぴり新鮮な感じだった。
“まっ、こういう日もあるさ”と帰ろうとした瞬間、
ドスンドスン
と、地響きをあげながら、1匹、否ひとりの女性が近づいてきたのである。
「あっ、ショーイチさんですか?」
「う、うん」
「サイトで約束させてもらったヒサコです」
「あ、あぁ、そう」
おいおいおい! なんだよこの巨漢は!!
しかも、時間に遅れておいてゴメンなさいの一言もないのかよ!!
と、心の中で毒づきながらも、なんとか平静を保つ筆者。この程度でいちいち目くじらを立てているようでは、出会える系サイト遊びを満喫することはできないのだ。
「とりあえずココじゃなんだから、歩きながら話そうか?」
一旦、人混みから離れることを提案し、歩きながら“どういう風にお断りしようか”を考える。
「ショーイチさんって年齢より若く見えますね」
「そ、そうかな」
「私より年下だって言っても信じちゃいそうです」
おろっ? 持ち上げるのがなかなか上手じゃないか。
「メールじゃ詳しく聞けかなかったけど、ショーイチさんはどんなエッチが好きですか?」
おろろっ? いきなりエッチときたもんだ。こりゃ、もしかしたら楽しめる相手なんじゃね?
「そうだなぁ。自分で言うのもなんだけど、すごくノーマルで、優しいエッチが好きだと思うよ」
「わっ、嬉しいな♪ 私も優しいエッチが好きです」
「そ、そうなんだ」
「一応安全日なので、中出しとアナル以外だったら全部お任せしますね」
な、なぬぅ? いきなりそんなことを言い出すだなんて、やはり相当遊び慣れているのか?
ここで、横目で改めて彼女を値踏みすることに。
顔の作りは、女優・かとうかず子に全力グーパンチを数発ほどかました感じだろうか。体重は80キロ近くありそうだが、その巨漢に相応しいオッパイの持ち主でもあった。
カレー味のウンコとウンコ味のカレーのどちらを食べるかという究極の選択があるが、こうなってしまったら究極の2択でもなんでもない。
ヤ、ヤルしかないではないか!
遅刻の謝罪がないことは、この際忘れるべきだろう。どうせ一回こっきりの相手だし、ここは応じて楽しんでも罰は当たるまい。
「それじゃ、このままホテルに向かっていいのかな?」
「はい。お任せします」
道玄坂をあがり、ホテル街入口付近のコンビニに立ち寄ることにした。
これから乾燥したホテルの部屋で激しい運動をするのだから、飲み物はかなり大事だ。
筆者はアイスコーヒーとお茶を、彼女の分の飲み物も同じように買い物かごに入れた。そしてレジに並んでいると、ヒサコちゃんが小声で話しかけてきた。
「あっ、タバコが切れそうなので、それもお願いしていいですか?」
「う、うん。いいよ」
了承したところで前の客がいなくなり、ふたりしてレジの前に立つと、ヒサコちゃんは店員に向かってこう告げた。
「マルボロライトのメンソール、2箱ください」
ふ、2箱だと!?
こめかみの周辺をヒクつかせながら、辛うじて平静を保つことに必死な筆者なのであった。
【ワクワクメール】の彼女のプロフィールページには“家事手伝い”と書かれていたので、きっと自分の自由になるお金が少ないのだろう。そう考えてみれば、彼女が着ている服もどことなく安っぽいものに感じた。
1カートンと言わなかっただけマシだと思うことにした。それに、たかだか500円足らずの金額でイラつくのも馬鹿馬鹿しかった。
その後、無事にラブホに到着。部屋に入るなり、買ったばかりのタバコの封を開けて一服するヒサコちゃん。
筆者も同じ喫煙者だからいいものの、それはそれで「吸ってもいいですか」の一言があっても…。
すでにこの時、筆者はすっかり諦めモードだった。さっさと精巣内のザーメンをヒリ出して、このデートを1秒でも早く終わらせたかった。
彼女がタバコを吸い終わったタイミングで、シャワーに行くよう促す。入れ代わりで筆者もシャワーを浴びてからベッドイン。
「じゃ、俺のほうから攻めるね」
「はぁい」
能天気な表情で答えるヒサコちゃん。おっかなびっくりキスをする筆者。タバコ臭い唾液を覚悟してのことだった。
しかし、筆者がシャワーを浴びている間に歯磨きしていたのか、ニコチンの匂いは一切なかった。
どうやら一応の常識はわきまえているようでホッとした。安心してディープキスし、その後、オッパイ愛撫にとりかかることに。
ヒサコちゃんのオッパイは、予想通りなかなかの大きさ。余裕でGカップはありそうだった。
だが、腹周りの肉や二の腕の逞しさのせいで、実サイズよりショボく思えてしまった。
こういう時のために、まぶたは存在しているのだ。きつく目を閉じながら、オッパイに集中してレロレロチューチューを開始する。
「あっ、ヤバいかも」
オッパイ愛撫の最中、突然ヒサコちゃんがそう言ってきた。
「ん? どうしたの?」
「その舐め方、気持ち良すぎてヤバいです」
「遠慮しないで、たくさん気持ち良くなってね」
「はぁい」
なんとも掴みどころのない性格のヒサコちゃん。決して嫌いなタイプではないが、いかんせんおデブちゃんだ。二度目のデートはまずあり得ないので、一期一会のオッパイをとことん楽しむことにした。
目を瞑りながら10分以上は愛撫していただろうか。愚息は痛いくらいに勃起し、「早く生で入れさせろ」と暴れ続けていた。
だが、どんな相手だろうと同衾したからには、精魂込めてマンコを舐めてあげなくてはならない。
丸太のような太ももを左右に開き、マンコとご対面。幸いにもマン臭はほぼなく、味も余裕で許容範囲だった。
オッパイ同様、目を瞑りながらクリを舐め続け、頃合いを見計らって、中指を挿入して手マンを同時に開始する。
「あ、ヤバい! ヤバい!」
彼女の言葉を無視しながら舐めること数分。ついにその時がやってきた。
「い、いぃ、イッ、イッちゃうぅぅ」
彼女が絶叫すると同時に、マンコの締りが急激にキツくなった。演技ではなく、マジイキといったところだ。
大量のマン汁がヒサコちゃんの太ももを濡らし、シーツに点々とシミを作った。
ヨシっ、そろそろサクッと入れるか!
彼女自ら“中出しとアナル以外だったらOK”と申し出ていたので、このまま生で入れて問題ないハズだ。
ん? 待てよ…。
万が一“生挿入”して中で漏らしてしまったらどうなるか。
体格に優る彼女にガチギレされたら、腕力にまったく自信がない筆者はボコボコにされることは必至。有り金全部を取られてしまうかもしれない…。
それに、自慢じゃないが射精コントロールなどという高度な真似は一切できない。
もちろん、生挿入してから外に発射するという行為は、数えきれないくらいしてきた。一度も失敗したことはなく、成功率は100パーセントだ。だが、そのほとんどは、気心とマンコの締り具合を知っている相手ばかりだったのである。
うーん、どうすんべ?
しばし自問自答し、結局、コンドームをつけることにした。
「じゃ、ゴムをつけるね」
彼女の視界の中でコンドームをしっかりと装着し、正常位の体勢で挿入する。
目を固く閉じ、背中をくの字に曲げてオッパイに顔を埋める筆者。その状態でヘコヘコと腰を振り続け…
ふぅ。
ピストンを開始して数分ほどで、ザーメンをヒリ出すことに成功した。
そそくさとチンコを引き抜き、コンドームの中に発射したことをさりげなくアピールしてから後処理を開始する。
使用済みコンドームをティッシュで包み、ゴミ箱に放り投げてから、ヒサコちゃんにシャワーを浴びるよう促す。すると、
「あっ、このまま帰るので平気です」
と言いだすヒサコちゃん。完全に渡りに船。おかげで、デート終了の時刻がグッと早まった。
筆者は大急ぎで帰り支度を整え、ふたりしてホテルを出た。
新宿や池袋だったらホテルを出たところでサヨウナラするところだが、渋谷の場合は駅に向かう道が限られているので、あまり選択肢がない。
その後、駅付近にある地下鉄の降り口の前で別れを告げ、デートは終了した。
連絡先は交換しなかったので、二度目のデートはなさそうだ。もし【ワクワクメール】のサイト経由で彼女から連絡が来ても、ガン無視する気マンマンでもあった。
でも、“中出しとアナル以外だったらOK”という彼女の言を信じるなら、ゴックンとかお掃除フェラといった普段なかなかできないプレイもできそうだ。
念のため連絡先交換くらいしておけば良かったかな、と少しばかり後悔する筆者なのだった。
(文=所沢ショーイチ)
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