エロ体験談：青春の童貞狩り

　改めて振り返ると、ちょっとどうかしていたと思う話です。ちょっとどころじゃないかも…。

　地方出身の私は、大学に通うため上京。よくいる女子大生と同じように、楽しそうなサークルに入って学生生活を謳歌していました。

　ただ、サークルで仲良くなった友だちとの間で、変な遊びが流行りました。それは“童貞狩り”です。

　きっかけは、友達・Aの発言。そのコに彼氏ができたのですが、童貞だったらしく、それをみんなの前で明かしたところ、「いいな～」「童貞とかめっちゃ可愛い」と盛り上がり、ちょっとした童貞ブームが起こったんです。

　それから私の周りでは童貞の市場価値が沸騰。合コンなどで童貞を発見したら、奪い合うようにアピールするようになりました。今思うと、「なぜ？」という言葉しか浮かびません。

　童貞狩りはさらにエスカレートして、「何人を卒業させたか」を競うことに。人数だけならまだしも、どんな男で、どんなシチュエーションだったかを報告し合い、それにポイントをつけるようになったんです。

　見るからに「童貞」って感じの男は10点で、レアなケースほど点数が高くなる感じ。たとえば、六大学に通う超イケメンなのに童貞だと30点。シチュエーションも大事で、ただの合コンだと10点で、逆ナンは20点、「たまたま知り合った」っていう感じだと30点だったかな。

　しかも、童貞クンのアレのサイズとかセックスのうまさなんかも報告する。友達の中には、「アレは20センチ以上でクンニも最高だった。何度もイカされちゃった！」と、童貞とのセックスを嬉しそうに話すコもいました。「それホントに童貞か!?」ってツッコミたくなったけど、童貞かそうじゃないかって他人にはわかんないから、信じるしかないって思っていました。

　結局、私は10人くらいの童貞とヤって300点くらい稼ぎました（すごいコは1000点以上）。相手のことはほとんど覚えていないけど…。なんで、あんなに燃えていたのか、不思議で仕方ありません。

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