※イメージ画像:Thinkstockより
【元・エロ本編集者による制作備忘録】
日々、素人をハメ撮りしていると、以前撮影したネーチャンから「友達もやりたいって言っているんだけど」と紹介してもらうケースがある。
常識で考えるとエロ本でハメ撮りされたなんて事実は墓場まで持って行く黒歴史になると思うのだが、常識の埒外に生きている人間がエロ本を構成しているのだから特に珍しい話ではない。
素人の売春を取材した時、全員が始めた動機を「友達に誘われて」と答えていたので、そういう思考回路の人間は確かに存在する。彼女たちにとって、数時間で諭吉が入る手ごろなバイト感覚なのだろう。
紹介だけなら金銭は介在しないが、中には女衒の真似事を始めた剛の者がいた。仮に「さつき」としておこう。
さつきを撮影したきっかけは、素人を街頭で口説いてブラやパンツを見せてもらうという緩い企画で、明らかにクルパーそうなギャルのさつきに声を掛けた。
「顔は出さないから5千円で下着をチラ見させて」
と頼んだら即座に応じた。こうした企画で捕まえた女を口説いて数カ月後に掲載するハメ撮りモデルに仕立てるケースが多いので、雑誌を渡して誌面を見せながら
「こういう撮影もあるんだけど、出てくれたらもっとお金出せるよ」
と小金をチラつかせながら説明する。タケノコ剥ぎの逆バージョンのような交渉だ。