子供の頃、8月に入ると、「夏休みもあとたったの1カ月かぁ~」と、ため息をついたものでした。「宿題は7月のうちに終わらせて、あとは遊ぶだけの日々」という計画を立てるのですが、毎年、夏休みの最後になって慌てるのがお決まりでした。
もっとも高校生以降は、宿題は親友と半分ずつやることにして、自分の持分は、さらにまた別の友達と結んだ半々同盟で相手にお願いするという頭脳プレイを駆使して、夏を満喫していたのでした。
さすがに五十路ともなると夏の宿題はありませんが、実は「人生って、宿題だらけなんだな」と、夏休みの終わりの冷や汗感を一年中味わっています。こればっかりは半々にできないようです(笑)。
なんで冒頭からこんなことを書いたかというと、別の仕事のネタ集めでこの原稿を書くのを完全に忘れてしまい、冷や汗というか、大汗をかいているからです(苦笑)。ということで、今回は「大汗必至! 夏のホラー風俗特集」です。
「風俗で怖かった思い出」を時々聞かれることがありますが、その度に思い出すのは、ボッタクリよりも、富士山麓にあったちょんの間旅館です。
意外に知られていないようですが、実は富士吉田周辺は、2、3年前まで数軒のソープランドが点在する風俗地帯だったのです。その中に一軒の旅館があり、そこがどうやら一発屋だという情報を得て探しに行きました。
※本サイト「メンズサイゾー」(https://www.menscyzo.com/)に掲載されているイラスト・写真・文章の無断転載を固く禁じます。