【風俗都市伝説】立ちんぼの聖地が復活してる!?


 浄化作戦以降、この界隈の立ちんぼはほぼ廃業に追い込まれたが、僅かながら「深夜から早朝にかけて、こそこそって感じ」で続けた女性がいたそうだ。客となるのは、酔っぱらって終電を逃した者が多く、「泥酔してるからデリヘルに電話をするのも面倒だったのか、声をかけるとかなりの確率で引っ掛かった」のだという。

 細々と立ちんぼを続けると客が増え始め、女性も増え始めたのが2年前。それは、コマ劇場跡地に新しい施設ができたころだ。「旧コマ劇周辺に、外国人観光客がよく来るようになった」とその中年女性。そう、最近のO公園界隈の立ちんぼの客は、外国人観光客だというのだ。

 外国人男性の間でも、歌舞伎町は日本一の繁華街、つまりセックスシティだと認識されている。しかし、いざ遊ぼうと思っても、店側が外国人客の利用を断ることが多い。その理由は、言葉のコミュニケーションがままならずに起こるトラブルを未然に防ぐためだ。多くの外国では風俗=本番行為なので、デリバリーヘルスなどでトラブルが起きやすいという。そこで、彼らが目を付けたのが、歌舞伎町を拠点とする立ちんぼたちだったようだ。

 最近、歌舞伎町にもビジネスホテルが増え、多くの外国人観光客が宿泊している。また、「安くて内装が面白いから」とラブホテルに泊まる外国人も増えているそうだ。そんな彼らが深夜まで歌舞伎町で酒を飲み、ホテルへ帰ろうとするところに女性が立っていて、それがジャパニーズ・ストリートウーマンとなれば…。

 このことが彼らのコミュニティやSNSなどで広がり、「日本へ行ったら歌舞伎町で」という流れができあがることに。国によっては風俗店という概念はなく、女性とのお金を払っての性行為はストリートウーマンのみというところもあるので、日本の立ちんぼにも抵抗はなかったのだろう。利用者が増えれば、当然ながら女性の数も必要になる。ということで、数年ぶりに現場復帰を果たした女性までいるという。

 利用する外国人の客層は、やはり中国人富裕層が多く、ちょっぴり眉つばだが、気に入られて好待遇で中国に迎えられた女性もいるんだとか。

 ちなみに値段の相場は、大1枚でホテル代は客負担。ドルしか持っていない外国人には、「ホテル代込みで150で話をつけることもある」そうだ。しかし最近、オリンピックを見据えてか、各方面からのチェックが厳しくなっているという。彼女たちの存在は、ふたたび都市伝説になってしまうのだろうか…。
(文=子門仁)

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