【ネットナンパ】ハーフ女性の書き込みに即反応!! やって来たのは…

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Ilustrate by ながおか

 暑い季節になると、途端に食欲が失せてしまう。ポテチとカップアイスを主食に、毎年夏を乗り切っている感じだ。

 我ながら不健康な食生活だと自覚はしているものの、こんな自堕落な生活を送っていても一向に性欲は衰えそうにない。毎日射精していてもザーメンは相も変わらずドロドロの汁ダク状態なのだった。

 
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日本とフィリピンのハーフです。 
 
日本生まれ、日本育ちなので、普通に日本語で会話してます。 
 
英語は全然だめなんですけど(汗)。 
 
今日はちょっと欲求がたまってるので、 
 
涼しいところでイチャイチャしたいな。 
 
池袋あたりでの待ち合わせを希望しています。 
 
7月1*日18時50分
受付メール数:3/5 
 
♀アナ
27歳
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 この書き込みを見つけたのは、筆者愛用の出会える系サイト【イククル】のスグ会いたい掲示板だ。

 実は、出会える系サイトにこうしたハーフ女性の書き込みは決して少なくない。

 筆者をはじめとした日本人男性の多くは、“ハーフ女性”に対して憧れにも似た幻想を持っているものではなかろうか。それゆえ、こうしたハーフ女性の書き込みにはライバル男性が殺到するのである。

 ということで筆者も、モデルでタレントの高橋ユウみたいな美女を想像しながらアナちゃんにアタックを開始した。

 
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こんにちは、アナさん。 
 
都内の会社員・ショーイチ、36歳です。 
 
さきほどサイトでアナさんの書き込みを拝見しました。 
 
池袋なら帰り道なので、5分後の待ち合わせでも1時間後の待ち合わせでもOKです。 
 
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、 
 
検討してもらえたら目茶苦茶嬉しいです!!
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 “5分後でも1時間後でも”という都合のイイ男だとアピールするファーストメールをポチっと送信。すると、5分もしないうちにアナちゃんから返信が届き、アッサリと約束が成立した。

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 この都合のイイ男アピールは、かなり有効な方法なのである。女性の立場になって考えれば、分かりやすいだろう。この先どんな男からアプローチされるか分からないけど、とりあえず時間の融通が利きそうだからキープしておくか…。そんな風に思われたらコッチのもので、高確率で返信を貰えるハズなのだ。

 待ち合わせ場所は、池袋駅北口を出てスグのところにある携帯ショップ。そこで待っていると、約束の時間に数分ほど遅れてアナちゃんが現れた。

 
嗚呼、またヤられた!!

 
 彼女を一目見た瞬間、過去の苦い記憶が脳裏に浮かんだ。数年ほど前にも日本とフィリピンのハーフだという女性と会ったのだが、これがまたかなりキツい不細工ちゃんで、エッチもしょっぱくて全然楽しめなかった。

 当時は後悔しまくったものだが、すっかり忘れてしまっていたのだ。まぁ、勝手に高橋ユウみたいな美女を想像していた筆者にも落ち度はあるが…。

 アナちゃんの鼻は異様にデカくて低く、目の大きさは左右で微妙に違っていた。肌の色も浅黒く、清潔感には程遠いといった具合だ。正直、金を貰っても抱きたくないレベルの不細工ぶりに、たじろいでしまう筆者。

 
スーハー、スーハー

 
 深呼吸して気持ちを整えた筆者は、脳内のデータベースを紐解くことにした。過去に遭遇したグロテスクなクリーチャーどもを鮮明に思い出しながら、アナちゃんの顔を改めて正視する。

 
オロっ? 全然イけんじゃネ?

 
 二目と見られない不細工ちゃんの顔が脳内一杯に広がっていたので、アナちゃんが余裕で喰えるレベルに見えてしまったのだ。

 我ながらなんて単純な脳の造りなのだろう。己のストライクゾーンの広さに呆れてしまう。

 それにアナちゃんは、体型はスレンダーながら、オッパイはDカップくらいはありそうだった。

 
まっ、目を瞑ってれば問題ないだろう。

 
 そう判断し、彼女に声をかけることにした。

 


「こんばんは、アナちゃんだよね?」 
 
「は、はい」 
 
「さっき、【イククル】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」 
 
「はい。こちらこそよろしくお願いします」

 
 日本語のイントネーションは普通だったので、違和感は一切なかった。しかし、問題はアナちゃんの表情だった。

 不細工なのは仕方ないとしても、愛嬌のかけらもなかったのだ。

 
おいおいおい! 不細工だからこそ愛嬌は大事だろうがっ!!

 
 筆者自身が不細工だからこそ、愛嬌の大事さは嫌というほど身に染みている。思わず、その場に彼女を正座させ、小一時間ほど説教をかましたくなってしまった。

 しかし、こんなことでいちいち目くじらを立てていてはキリがない。なんとか気を持ち直し、彼女を先導してホテルに向かうことに。

 到着したのは、池袋北口近辺で最安価格のラブホテル。フロントで千円札を2枚支払い、チェックインした。

 
「じゃ、先にシャワー浴びておいで」

 
 部屋に入るなりアナちゃんにそう告げて、ベッドに腰掛けながらタバコに火を点ける筆者。

 その後、筆者も入れ替わりでサクっとシャワーを浴び、ベッドインとなった。

 室内の照明を落としていても、窓の外からの灯りでどうしても彼女の顔が視界に入ってしまう。そして、Dカップはあるだろうと判断していたオッパイは、かなりガッカリなもので、Bカップ程度。きっとブラジャーでキツキツに寄せて盛り上げていたのだろう。

 全裸となったアナちゃんの身体は、みすぼらしいの一言に尽きるものだった。

 そこで、軽くキスを終えた後、彼女に四つん這いになってもらうことにした。このワンちゃんスタイルなら顔を見ずに済むし、さっさとクンニでマンコを濡らして挿入を行えると判断してのものだ。

 そう、どんな不細工ちゃんであってもマンコは別物だ。マンコに罪はないのだから、誠心誠意心を込めて舐めてあげるのが男としての務めだろう。

 
しかし、ここで思いもよらぬことが!

 
 クンニしようと彼女の股間に顔を近づけると、肛門周囲のケツ毛に白い物体を発見してしまったのだ!!

 
トイレットペーパーの切れ端である。

 
おいおいおい! 不細工とか関係なく、ベッドイン直前に身体を綺麗にするのは当然のことだろ!!

 
 その場で彼女を土下座させ、またしても説教をかましたくなってしまった。

 いくらクンニが大好きな筆者であっても、こんな股間に顔を近づける勇気はない。コレが18、19歳のコだったら話は別だが…。

 そこで、人差し指の先に唾液をつけ、クリちゃんをイジり始めることにした。しかし、そんな手抜き愛撫のせいか、マンコの濡れはイマイチだった。

 次に、中指の先にも唾液をつけ、膣口付近をイジり始める。これでクリと膣口の同時愛撫となるワケだ。

 指先が乾くと唾液をつけ、またイジり続ける。そんなことを繰り返しているうちに、マンコ全体が湿り気を帯びてきた。

 
ピチュクチュジュプジュ

 
 わざと音を立ててマンコをイジり、濡れが十分になったことを暗に彼女に伝える。

 
「じゃあ、そろそろ入れるね」

 
 そう声をかけ、彼女の視界の範囲でコンドームを着用。そして、後背位で合体。

 マンコの締まりは、可もなく不可もなくといった感じだった。しかし、すっかりその気をなくしていたせいか、いくら腰を振っても発射の前兆が訪れてくれない。

 チンコに与える刺激を変えるべく、体位チェンジするべきだろうか? でも、アナちゃんの顔を見るのだけは絶対に避けたい。

 アレコレ迷った末、彼女にうつぶせになってもらうよう指示する。こうしてうつ伏せバックになった途端、愚息に対する締めつけがグンとキツくなった。

 上半身を密着させず、器用にピストンを続ける筆者。これは、彼女の体臭が残り香としてこちらにつかないようにするためだ。

 鼻を近づけてクンクンしたワケではないが、ベッドインした時から不快な匂いを感じ取っていたための措置である。

 そうこうするうちに、発射の前兆がついにやってきた!

 
「そ、そろそろ、イクよ!」

 
 ガガガガとラストスパートの高速ピストンを繰り出し、無事に射精することができたのであった。

 会話もせずに帰り支度を始め、ホテルを出る。彼女を駅まで見送るつもりなんて微塵もなかった。それゆえ、遠回りになってしまうが、駅の反対方向に向かって歩き始めるつもりだった。

 
「じゃあ、気をつけて帰ってね」 
 
「あ、あのぉ」 
 
「ん?」 
 
「駅ってどっちですか?」

 
 徒歩数分ほどで池袋駅に着くのだが、この辺は入り組んでいるので確かに分かりにくい。アッチのほうだよと指差して教えるだけでも良かったが、小心者の筆者はそこまでつれない態度がとれない。

 ということで、アナちゃんを駅が見える場所まで連れて行き、今度こそサヨウナラとなった。

 
はぁ。またまたハーフのコでハズレを引いてしまった。

 
 過去に何人もハーフのコにアタックしているが、いまだアタリに遭遇した経験はゼロ。いや、アタリどころか普通のコに当たったことすらない。

 もしかしたら、ハーフ美女とは決してエッチできない星のもとに生まれてしまったのかもしれないなぁ。

 でも、諦めるワケにはいくまい。ハズレを引くことを恐れていたら、未来永劫ハーフ美女に巡り合えないのだから。きっと、今後も懲りずにハーフのコの書き込みに釣られてしまうことになるだろう。

 ちなみに、その日の夜、アナちゃんから【イククル】のサイト経由でメールが届いた。

 
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今日は優しくしてくれてありがとうございます。 
 
もし良かったらまた会いたいです。
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 筆者としては優しく接したつもりはコレっぽっちもない。それでも優しくされたと感じたのは、今までの男経験が相当悲惨なものだったからだろう。

 しかし、筆者は聖人君子ではない。アナちゃんに再会する気は皆無なので、携帯電話をそっと閉じ、ガン無視することにしたのであった。

(文=所沢ショーイチ)

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