【今日遊ぶのは諦めようと思ったところ…】
さっきのロリ嬢はまだ接客中。目でアピールしてみたが、常連客から離れる気配はない。
先ほど店内を歩き周ったときにもう1人気になる嬢がいたため、今度はそっちを探してみることにした。こちらも年齢は20歳そこそこだろう。黒髪で南米らしいはっきりした顔立ちの細身の女の子。しかしなんと、その嬢も接客中。
今日はもうやめとこうかな…。
と、ここまで来て諦めるぼくではない。彼女に目線を送りアピールしてみることにした。するとぼくの念が届いたのか、ちらりとこっちを見た嬢が微笑んだ。
これは…いけるかもしれない…。
少しすると、話していた客から離れた嬢がこちらにやってきた。
嬢「タバコ吸わない?」
JOJO「いいよ。外行く?」
一緒に建物の外の喫煙スペースに向かった。ぼくがもっていたタバコを1本彼女に渡して自分の分に火をつけようとすると、彼女に制止された。
???
嬢「2人で1本でいいわよ」
ほぉ…。
このコミュニケーションは、なかなか良い嬢の予感がする…。
【衝撃の値段!!】
2人で一本のタバコを吸いながらしばらく世間話をし、そこから切り出した。
JOJO「Quiero hacer amor contigo」(君とヤリたいんだけど)
彼女はニコッと笑った。
嬢「Vamos」(行きましょう)
一緒に店内のカウンターに向かう。
JOJO「いくらなの?」
嬢「10ドルよ」
JOJO「じゅっ10ドルっ!!?」
値段を聞いて驚いた。安いとは聞いていたけど、まさかここまでとは…。
エクアドルの物価はペルーやボリビアなどと比べると安くない。ぼくが泊まっている安宿だって10ドル近くするし、その辺のちょっといいレストランで食事すると10ドル以上かかることだってある。
この時点で、これまでの中南米旅でほぼ最安の値段だった。
※同じエクアドルの別の街ですぐに最安値を更新することになるが、その話はまた今度。
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