【風俗嬢・処女喪失話】40歳シングルマザー…ロストバージンと父の面影


 そして、彼女にとって重要なキーワードが“お父さんが好きだった”だ。両親が離婚してから一度も会っておらず、今でも会いたいと思っていて、この想いは彼女の男性の好みにも反映されている。そう、ファザコンで、年上好みなのだ。

 
「まぁ、この年齢(40歳)で年上っていったらとんでもないことになるけど(笑)、10代のころから20歳以上年上ばかりを好きになってました」

 
 ということは、ロストバージンも? そう問うと、美奈代さんは懐かしそうな表情を浮かべてコクリとうなずいた。

 
「高校生の時、家計を助けるために大手スーパーの食品売り場のレジ打ちバイトをしていたんです。そこで23歳年上の青果売り場のチーフマネージャーに一目惚れしてしまって。売り場が違うから、バイト中の接点はほとんどなかったんですけどね」

 
 その後、美奈代さん曰く「軽いストーカー行為」というほどその男性にのめり込んだという。といっても、休憩所で話をするために彼の休憩時間をチェックして合わせたり、終業後に偶然を装って一緒の電車に乗ったりといった可愛いレベルだ。

 しかし、その男性は既婚者で、北海道からの単身赴任だった。美奈代さんはチャンスだと思ったそうだが、だからといって簡単に男女の仲には進まなかった。

 
「高校2年生の1学期の期末テストが終わる頃になると、周囲の友達から『実は昨日…』みたいな感じでロストバージン自慢が始まるようになったんです。それで私も焦りはじめて、彼をより強く意識するようになりました。バイトがある日は、コッソリ派手な下着にしたり(笑)。それでついにガマンできなくなって、私から好きですって告白しました。彼は困ってましたね」

 
 しかし、彼も男として嬉しくないわけもなく、バイト後にファミレスでご飯を食べるなど、少しだけ仲が進展する。そして、美奈代さん曰く「たぶん、1年も単身赴任していて溜まってたみたい(笑)」とのことで、ある日、ファミレスでご飯を食べた後に「時間ある?」と切り出され、そのまま近場のホテルへ。8月の暑い夜だった。

 
「何度も『本当にいいの?』みたいな感じで聞かれましたね。女のコって、そう言われるほど揺らぐじゃないですか? だから、早く済ませたくなって、私から部屋に入るなりキスしました。 
 
 彼の熱いモノがあてがわれると、入口のところだけで充分に気持ち良くて、だけど、奥に行くと少しキツイのと痛い感じがしました。彼は何度も『痛くない? 大丈夫?』って聞いてきました」

 
 その後、無事貫通。その瞬間、美奈代さんはあの人のことを思い出していた。

 
「貫通した瞬間、何かが弾けた感じがしました。なんだろうって思ったんですけど、シャボン玉が弾けたイメージと重なったんです。実はそれって、父親との思い出なんです。公園でシャボン玉で遊んだことを思い出して…」

 
 その時、美奈代さんは涙を流していた。彼はその涙の本当の意味は分からず、ずっと「ごめんね」と謝っていたという。その後、その男とは何度か身体を重ねたが、彼が遠い地域に移動となり、関係も終わった。

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