【ロシア人とキルギス人どっちがいいの?】
地元民に道を聞きながらサウナに向かい、なんとか目的の店を見つけることができた。中に入ると、受付にはおばちゃんがひとり。なんと英語が通じるではないか。それなら話が早い。
おばちゃん「ロシア人とキルギス人どっちがいいの?」
えっ! そんなの選べるのっ!?
衝撃だった。ロシア人と遊びたいと思っていたぼくだが、実は友達からこのサウナに来るロシア人の中にはかわいい女の子が全然いないと聞いていた。
それならサービスが良いと評判のキルギス人だ。
おばちゃんにキルギス人をオーダーして10分ほどすると、3人の女の子がやってきた。
どれも微妙…。年齢も見た目もきつい。
JOJO「おばちゃん! 違う女の子呼んで」
おばちゃん「なんで?」
JOJO「いやいや、そこに女の子いるから空気読んでください」
若くてスレンダーな女の子と注文をつけ、待つこと30分。今度は10人ほどの嬢がやってきた。
A「きついっすね…」
確かにどれも厳しい。中にはスタイルが良い女の子もいるが、どうも年齢が30オーバー。そうこうしているうちに、時間がどんどん経っていった。
【タイムオーバー】
A「ぼくひとりで待つので、JOJOさん先に帰ってください」
彼はやはり収まりがつかない。ぼくはもうこの日遊ぶことは諦めていたが、彼を残して帰る気にもならないので、一緒にもう少しだけ待ってみることにした。
さらに20分ほど待ってやってきた嬢はひとりだけ。細身で年齢は若そうだ。でも顔が…残念。A君もここでギブアップ。
JOJO「おばちゃん、何時に来たら良い女の子がたくさんいるのかな? 今日のレベルだと正直きついんだけど」
おばちゃん「12~14時くらいが一番いいかな。家族に嘘ついて働いてる女の子が多いから、昼の方が若い女の子がいるわよ」
良い情報だ。
A「おばちゃん! 明日の朝イチで来てもいい? 朝でもかわいいこいる?」
カザフスタンのアルマトイに明日のバスで戻るA君は、バスの前に朝イチで再訪の約束。結局この日は、5時間も無駄に歩き回っただけで終わってしまった。
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