パートナーを愛しているからこそ辿り着いた境地＝スワッピング『夫婦交換 妻が男とやっているのをのぞく』

　次に登場するのは藤岡夫婦で、夫は公務員、妻は高校の英語教師という夫婦揃ってお堅いお仕事。その反動か年に数回はスワッピングパーティーに参加して、ハメを外している。この日、藤岡妻のお相手を任されたのは岡本夫。夜の和室で藤岡妻が寝ていると、そこに岡本夫が忍び込んでくるという夜這いプレイという趣向。

 

 
　藤岡妻は緊張した様子で、岡本夫を迎え入れるが、全員を優しく擦られ、熱心にクンニを施されるうちに感応。それでも最初は必死に声を押し殺していたが、セックスに突入すると獣のようなアエギ声を響かせ、挿入中も幾度となく濃厚接吻を交わして燃え上がる。そんな二人の熱い肉弾戦を覗き見しながら、情欲を迸らせる藤岡夫だった。

 

 
　最後に登場するのは貞淑な見目麗しい40歳の専業主婦と、会社代表を務める48歳の夫という、人も羨む吉沢夫婦。吉沢夫は、老人に妻が抱かれている姿に興奮を覚えるという、やや屈折した性癖の持ち主。その日は76歳の男性がお相手を務め、執拗な愛撫と年齢を感じさせないエネルギッシュな腰遣いで吉沢妻の肉体を味わい尽くす。年の功とも言うべき老人のセックス術に酔いしれる吉沢妻と、それを見て満足げな表情を浮かべる吉沢夫だった。
（文＝猪口貴裕）