しかし、彼は諦めなかった。妥協案として、撮影用に持っていたスクール水着で交渉してきたのだ。アスカさんも「これならばノンキャラクターだし、いいか…」と承諾。そして、スクール水着に着替えると、またもや彼の要求が。
「スクール水着だからお風呂場でしたいって言いだして…。だから、まずはバスルームで撮影されたんです。その後、シャワーでぬるま湯をかけられながらキスしたり…」
そして、いよいよインサート。アスカさんは水着を着ている状態だったが、股の部分の布をずらし挿入された。
「立ったまま、正面から抱き合う形でした。私は片脚を上げている状態で、今にして思えば、ロストバージンにしてはハードルの高い体位ですよね(笑)。そのままズンズン突かれて貫通しました…」
血は出たが、シャワーを出したまま行為に及んでいたので、「スグに流されて、なんか実感がなかったんですよ…」とアスカさんは言う。その後、彼との付き合いは続く。しかも、“スク水セックスの仲”のまま…。
「ある日、完全に安全日だったので生インサートさせました。すると、次の日に彼から“オチンチンがただれた”って連絡があって…」
水着の素材である化学繊維との摩擦で、イチモツの皮膚が炎症を起こしたそうだ。
そんなことがありつつも、関係は半年ほど続いた。そんなある日、アスカさんが彼のカメラをいじっていたら、自分以外の女性の裸の画像が出てきた。理由を問いただすと、彼からは意外な答えが返ってくることに。
「私は、彼から会社員だと聞かされてたんですけど、実は風俗サイトの専属カメラマンだったんです。高校生だったので、風俗の意味はなんとなくしか知らなくて…」
その後、彼とは分かれることになるが、ネットで調べて初めて風俗の世界のことをちゃんと知ったという。その中には、イメージクラブなどコスチュームを使ったプレイがあった。
「自前のコスチュームが汚れるのはイヤだけど、店のものだったらいいかな…」
と、高校卒業後、風俗の世界に入った。もちろん、趣味のコスプレのため、ある程度の収入が欲しかったことも理由のひとつだ。最初は渋谷の派遣型イメージクラブだった。
「お店のコスチュームは、キャラクターのものは少なかったんですけど、ナースやCAのお仕事系コスも楽しいし、なりきるのが得意だったので…」
自分が楽しめばお客さんも楽しくなり、指名も急増。気付けば、お店のトップになっていたという。しかし、その店は諸事情で閉店してしまった。その後、数店を経て21歳の時に現在の店に入店。
「うちの店、若妻店ですけど、私、未婚です(笑)」
彼女は現在、それらしい服装をコスチュームにして、若妻になりきっている。
(文=子門仁)
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【女のコのデータ】
名前:アスカ
年齢:27歳
出身:埼玉県
現在勤務するお店:台東区を拠点とする若妻デリバリーヘルス
キャリア:9年(取材時:2017年5月)
相手:自分のファン
場所:ラブホテル