「どんな女性がお好みですか? 巨乳の人妻さんがいいですよね」
半ば強制的に決められた感はありましたが、期待は十分。なぜか、前もって牛乳を飲んで胃袋に幕を張り、自前のうがい薬も用意して、当時、西新宿のはずれにあった小さな連れ込みホテル(たしか向こうの指定だった)で待つことにしました。
狭くて古い畳の部屋で、クンニのイメトレなどしながら、どんな美熟女がくるのかドキドキしながら待っていると、ドアのノックの音と共にズケズケと部屋に入って来たのは、デブッチョの掃除のオバちゃんでした。
(このオバちゃん、客がいるのになんで勝手に入ってくるんだよ)
「ちょっと後にして…」
そう言おうとした瞬間、筆者の背筋に冷や汗が流れるのを感じました。そう、この掃除のオバちゃんみたいなデブ熟女こそ、「クンニ女」だったのです。
「お待たせしましたー」
という彼女の声は、電話の女性の声と完全に一致。今はほぼ見なくなった、個人営業のデリヘルだったのでした。
掃除のおばちゃんにしては派手な服着てるなとは思ったが…
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