セックスでの四十八手をはじめ、性行為にはさまざまなテクニックがある。時代の流れによる流行り廃りなんてものもあって、中には『幻の技』と呼ばれる奥義も。例えば、ソープランドでのお客さんの指を膣の中で洗う『壺洗い』や、タマの裏からアナルまでの蟻のと渡りを舐めながら何往復かする『シルクロード舐め』などがそれだ。“幻”と呼ばれる理由は単純で、使い手が少なくなったことにある。
最近、風俗ファンの間で「池袋に奥義が体験できる店がある」と話題になっている。それが、20年以上の歴史を誇るホテルヘルス『御奉仕関係~淑女の秘め事』で、“のど輪締め”ができる女性が在籍しているというのだ。
まるで相撲の決まり手のような“のど輪締め”だが、これはオーラルセックスの一種。フェラチオがペニスをしゃぶるものであることに対して、のど輪締めは、まずペニスをのどの奥まで入れ込んで、亀頭をのどの筋肉で締め上げるというものだ。
のどの奥までペニスを入れるということは、当然のことながら途中でえずく、つまり吐きそうになることから、なかなかできるものではない。それゆえ使い手がいないどころか、「そもそも身体の構造上、無理があるのでは?」という声もあり、都市伝説のように語られていたテクニックだ。
それが体験できるということで、さっそく、取材を申し込むことにした。
幻の技を持つ女性の名前は、“みゆ”さん。顔はロリっぽく、カラダはスレンダー。とても奥義を習得しているようには見えなかった。
「お客様全員にできるというわけではないんです」
どうやらペニスのサイズが重要なようで、ある程度の長さと、ある程度の細さがポイントになってくるという。そこでみゆさんは、「大きさをチェックします」とキスしながら手コキを始めた。ゆっくりとジックリ勃起させるように丁寧に手を動かす。
みゆさんから「OK」がでると、少しずつペニスを口に挿入していくことに。
ジックリと時間をかけて根もとまで吸い込まれた…と思った瞬間、亀頭が何かに捕まれた感じがした!
いや、捕まれたというよりも包まれて圧迫された感じだろうか。わずか十数秒のことだったが、これが“のど輪締め”なのか? いかんせん初めての経験で、確証が持てなかった。
【みゆさんによる解説】
すると、みゆさんが「はい。これが、のど輪締めです」と教えてくれた。さらに説明が入った。
「フェラチオと同じ形なので、お客様の中には“スロートは?”と聞く方がいらっしゃいますが、のどで締めながらフェラのようにするのは無理ですし、発射も無理です」
なるほど。つまり、のど輪締め=十数秒キュッと絞められる感触、というわけだ。
気になったのは、みゆさんがどうやってこのテクニックを習得したのか、だ。
「私はドMで、ご主人様がいたんです。その方が昔、どこかのお店でのど輪締めを体験されたそうで、私にもできるようになれ、と。それで、毎日少しずつ練習して…1カ月ほどでできるようになりました。それが4年前のことです。
コツは、ごく稀にスルリという感じで入る人もいますが、ペニスの反り具合は人それぞれ違いますから、角度とかの問題ではないです。そうですね…針の穴に糸を通すような気持ちで奥へ奥へと導く感じです」
ちなみに、みゆさんは4月に入店したばかりで、公式サイトで「のど輪締め可能」と紹介したところ、問い合わせと予約が殺到。しかし、半数のお客さんが、長さが足りなかったり、または太すぎて、のどの奥へ導くことができなかったという。
また、のど輪締めを予約するお客さんの多くが年配者で、「懐かしい!」と感激されるそうだ。なんでも、昔は吉原にのど輪締めができる泡姫が数名いたのだという。みゆさん曰く「のど輪締めを極めたい」とのことなので、今後、より進化した幻の奥義を体験することになるのかもしれない。
(文=子門仁)
■ホテルヘルス『御奉仕関係~淑女の秘め事』公式サイトはコチラ