【長谷川理恵似のハワイ女子】
バーニングマンもあっという間に終盤。
会場内の至るところで奇怪なアートから炎が立ち上る。
この日は個人行動していた。
夜になり一通り大きめのディスコを周ってみたが、なんだかイマイチ…。
歩き周って疲れたので、ディスコバスに飛び乗った。
夜の砂漠に散りばめられた電飾をぼーっと眺める。
こんなおかしな場所、世界中にここしかないよな…。
しばらくすると、近くに女の子が一人でいることに気がついた。
話しかけてみると彼女はハワイ出身。少しだけ、本当に少しだけだが、長谷川理恵に似ている。
※出身を聞いてハワイ補正が入ってます。
日本人の友達がいるらしく、英語が苦手な日本人のためにゆっくり話してくれるので、他のネイティブに比べて理恵との会話はわかりやすい。日本好きのフレンドリーな女の子だ。
ペットボトルに詰めたウィスキーを勧めると「オイシイ!」と日本語で。
か、かわいい…。
このために甘くて飲みやすいウィスキー持ってきたんだもんね。
使えるお酒だ、ジャックダニエル。
自分が一口煽る毎に理恵にも勧めて、いい感じに酔っ払ってきた。
途中で、ウイスキーの口移しを試みるとあっさり成功。そのまま舌を絡める。
き、気持ち良い…。
キスNGの風俗嬢だとテンションだだ下がりのぼくです。
ディスコバスのフロアで身体を密着させて一緒に踊り、飲み、キスしながら楽しい時間が過ぎていく。
あぁ、バーニングマン最高…。
頃合いを見計らって、いつものやつを聞いてみた。
JOJO「ちょっと疲れたし静かなとこ行かない?」
理恵「どこ?」
JOJO「うーん…Orgy dome?」(Orgy dome=乱交部屋)
理恵「…」
さっきまでのいい感じの雰囲気はどこへやら。無言で軽蔑した視線を向けてくる理恵。
いかん、間違えた…。
そう思っても後の祭り。彼女はその後一切口を聞いてくれなかった。
ディープキスやらおっぱい触ったりとか大丈夫だったのにな…。
普通に2人になれる場所に誘えば乗ってきたのだろうか…。
ディフェンス力が高いのか低いのかよく分からない。
この後、別の女の子を探すも、まったく見つからず、ぼくのバーニングマン初参戦は終わり告げたのだった。
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