3000人の“穴”を見てきた女王様、アナル開発のコツを語る


 人それぞれアナルのカタチや快感が得られる場所って違う。前立腺の探し方として、お尻の穴から人差し指の第二関節くらいって言われるけど、実際に何人もの奴隷を相手にして分かったことは、触るだけじゃあまり判断できないってこと。だから、常にいろんな人のアナルに触れていないと感覚を忘れちゃうのよ。

 それから、アナル開発に大事なのは、方法に固執しないこと。相手の呼吸とかカラダの動きをよく見て、その場その場で対応することがスムーズなアナル開発には必要なの。そこがまさに女王様の腕の見せどころね。ちなみに、外科手術のようなムダのない動きをする女王様に感動するM男って多いのよ。女王様の美しい所作っていうのが、彼らの興奮材料になるみたい。

 相手のカラダを観察することが大事って言ったけど、わたくしはプレイ中にM男が発する言葉って、あんまり信用していないの。女王様の言いなりだったり、単に気に入られたくて口先だけで「気持ちいい」って言ってたりする可能性もあるから。もちろん本心のときもあるだろうけど、さすがにわたくしも相手の心の内まで知ることはできないから、目で見た情報を大事にしてるってわけ。

 たとえば、足の力が抜けてガクガクしているときは本当に感じてるけど、足に力が入っているときは感じてないとか。目の焦点が合っていないときは快楽に浸っているけど、目が泳いでいるときは動揺してるとかね。それから、手の指に力が入っているときはまだ正気だけど、指が脱力しているときは本気で感じた後だとか…。

 手の動きはプレイ前の問診のときも見てるわ。ソワソワしてる人って、あちこちに手が動くのよ。逆に、腕組みしてる場合は、守りに入っている可能性があるから、本心はあまり言ってないわね。手や腕の動きって、けっこう無意識だから、その人の深層心理が表れるの。

 心理テストみたいな話になったけど、それだけSMには精神的な要素が含まれてるってこと。アナルの開発っていっても、実はわたくしが刺激しているのは心だったりするのよ♪

【えり女王様】
OLを経験したのち、2014年にいきなりSMの世界に飛び込む。
わずか半年で老舗SMクラブのNo.1女王様に。
これまでに跪かせてきた奴隷たちは3000人以上に及ぶ。

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