【バーニングマンのルール】
バーニングマンは、以下の10原則に基づいて運営されている。
■Radical Inclusion(どんな者をも受け入れる共同体である)
参加条件はなく、誰でも参加することができる。他人同士でも互いにリスペクトしよう!
■Gifting(与えることを喜びとする)
会場内ではあらゆるものを配っている参加者がいる。物々交換ではなく、見返りを求めずに分け与えることが大事!
■Decommodification(金儲けのことは忘れる)
バーニングマンからは商業要素が一切排除されている。企業の宣伝・広告などは一切なし。ビジネスのことは忘れて、純粋に自由な空間を楽しもう!
■Radical Self-reliance(他人の力をあてにしない)
テント、食べ物、水など、イベント中に必要なものはすべて自分で用意する。他人をあてにせず、自分で責任をもって行動しよう!
■Radical Self-expression(本来のあなたを表現する)
自分にしかできないもの・体験を人に与えることで自己表現しよう!
■Communal Effort(隣人と協力する)
参加者同士で協力しあうことにより、より良いコミュニティを作ろう!
■Civic Responsibility(法に従い、市民としての責任を果たす)
国や州が定める法律を守ろう!
■Leaving No Trace(あとを残さない)
持ち込んだものはすべて持ち帰るのが原則。排水やごみなども含めてすべて持ち帰り、会場には何も残さないようにしよう!
■Participation(積極的に参加する)
遊びも手伝いも、とにかく参加することが大事! 会場には医療、セキュリティなどたくさんの運営ボランティアがいる。
■Immediacy(「いま」を全力で生きる)
余計なことを考えることはやめて、今しかできないことを全力で楽しもう!
【ガチサバイバル生活】
上記原則のとおり、自分に必要なものはすべて用意し、またイベント後には持ち帰るのがバーニングマンのルール。
レンタカーにテントや寝袋、熱に強く日持ちする食料、大量の酒や水など必要なものはすべて詰め込み、持参した。一週間分なので、かなりの量になる(氷のみ会場内で購入可能)。
会場はネダバ州の砂漠。季節は真夏。
昼間は歩くのがしんどくなるほど暑く、一方で夜中にはダウンジャケットを着込むくらい冷え込んだ。時には砂嵐がやってきて視界がまったくきかなくなったり、とにかく環境がハード。
シャワーを浴びることもできず、砂まみれで一週間過ごすのはなかなか大変だった。
※自分で簡易シャワーと水を用意すれば可能。ただし「Leaving no trace」の原則があるため排水も流せない。
バーニングマンがどんなものか、なんとなく掴めただろうか? ここから先は、ぼくのバーニングマンでの体験を紹介していく。
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