風俗街にレンタルルーム急増中

ThinkstockPhotos-639661330.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 最近、新宿、池袋、五反田、錦糸町といった風俗街にレンタルルームが増えつつある。

 レンタルルームと聞けば、アパートなどの賃貸物件を思い浮かべる人もいるだろうが、ここでいうレンタルルームは、派遣型風俗店のプレイに利用する時間貸しの部屋のこと。一言で表せば、ラブホテルの簡易版といったところだろうか。

 ラブホテルとの違いを挙げれば、まず、部屋がコンパクト。狭ければ2畳程度で、大きくても4畳くらい。そのためベッドだけを置いてあるというパターンが多い。また、バスタブなどもなくシャワーだけで、古いところになるとトイレを含め共同だったりする。

 さらに、ホテルではないので条例によって宿泊ができない。しかし、現実には『ナイトパック』や『ロングコース』などと宿泊という言葉を使わずに営業しているところがほとんどだ。

 そして、レンタルルーム最大の特徴といえば、ラブホテルに比べて利用料金が安いことだ。同じ時間帯であれば、半額といったところ。利用時間に関しては、ラブホテルが90分や2時間からなのに対して、レンタルルームの多くが30分から利用できる。

 その歴史がいつ始まったのか定かではないが、筆者が初めて利用したのは17、8年くらい前だ。

 当時、池袋に『24時間箱ヘル』と銘打って営業する店があった。“箱ヘル”とは店舗型風俗店のことだが、法律によって営業時間は24時までとなっている。それが、なぜ24時間営業ができたのかといえば、その店は派遣型風俗店として許可を取り、受付場所と同じ建物にレンタルルームを営業していたから。つまり、同じ建物内でコトが完結するという意味で“店舗型”を謳っていたわけだ。当時、行政などから指摘された際に「受付とレンタルルームは別で…」と言えた。もちろん、2017年の現在では通用しない言い訳で、表向きにそういった営業をしているところはなくなった。

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