この話を聞いた時、わたくしはびっくりして「その後、どうしたの?」って聞いたわ。すると、
「別にどうでもいいんじゃないですか」
だって。正真正銘のドSね…(笑)。
それからしばらく後に、その女王様と再会したので貞操帯の鍵の件を聞くと、
「鉄が切れるハサミを買って送りつけておきました。だから今ごろ自分で切って脱出したんじゃないですか」
って言ってたわ。カギを川に捨てたことは気になってたみたいね。お茶目な女王様よね~。
結局、わだかまりは消えず、女王様と奴隷は主従関係を解消。普通の奴隷なら女王様に責められることが快感だから、貞操帯くらいで逃げちゃうことはないと思うけど、それで会わなくなったってことは、よっぽど禁欲が辛かったのかもね。
その女王様も、
「私、超ムカついて、ホントに縁を切るつもりでカギを捨てたんで」
と言ってたから、後悔はしてないみたいだけど…。彼女は常々、「一生、仕えてくれるような奴隷が欲しい」って話しているから、実は主従関係の解消は寂しかったんじゃないかしら。その奴隷はお気に入りだったみたいだし。
彼女はお金を稼ぐことよりも、「マイ奴隷」を見つけるためにお店で働いてるタイプの女王様なの。だから、最高の奴隷と出会ったら仕事は辞めちゃうかもね。2、3人欲しいって言ってたから、道のりはまだまだ長いと思うけど。
女王様の経験値が上がると、初対面でも自分の奴隷になるかならないかって、だいたい分かるのよ。「合う・合わない」っていうヤツね。でも、当然ながらたまに間違えちゃうこともある。カギを投げ捨てた女王様も、最初は「合う」って直感したんだと思うわ。その気持ちをひっくり返すほどのことを奴隷がしちゃったんだから、ふたりの別れはしょうがないことかな。何をしたかはわからないけど…。
わたくしも奴隷に変な裏切り方をされたら許さないんだから♪
【えり女王様】
OLを経験したのち、2014年にいきなりSMの世界に飛び込む。
わずか半年で老舗SMクラブのNo.1女王様に。
これまでに跪かせてきた奴隷たちは3000人以上に及ぶ。
【3000人のM男を調教した女王様】バックナンバーはコチラ