■マットに乗ったらローションまみれになる
ちょっと女の子を見てください。マットで上に乗ったあと、洗面器でローションを浴びていませんか? 実はこれが結構大事です。
マットの上で「動きにくい」のは、意外にも体にローションが付いていない部分がある時なんです。ヌルヌル滑るマットの上も、よく見るとローションが薄い部分があります。そこにローションが付いていない肌が触れると、ビニールと皮膚なので思っているより摩擦係数が高く、そこでつっかえて滑らなくなってしまうんです。
ということで、マットプレイを楽しむコツ、まずはローションを洗面器で浴びること♪
女の子に言えば新しいローションは出てくるので、ためらうことなくジャブジャブ浴びてローションまみれになりましょう!
■体重は常にまっすぐマットに乗せる
マットの上でマウントポジションを取ったことがある方はお分かりでしょうが、ローションヌルヌルのマットの上は非常によく滑り、初めての方だと四つん這いでいるのもやっとですよね。かたや女の子を見ると、実に器用にツルツルヌルヌル滑っています。女の子はどうしてマットの上であんなに自由に動けるんでしょう。
お客様からは「踏ん張らないといけないからマットは疲れるでしょう」というご質問をいただきます。これはまったくの誤解です。
女の子は通常マットの上で踏ん張りません。
下手に踏ん張ると、滑ったときにマットから転落するなど大きな事故につながりやすので、余計な力は入れないにかぎるんです。
これはひとつの難関ですよね。慣れない方がマットに乗る時、なぜ四つん這いすらままならないかというと、原因はここにあるんです。慣れていないと、“踏ん張らなければ”という誤解から、体を支えようとマットの外方向に腕を突っ張るように乗ってしまいます。斜めの力がかかっていると、ローションヌルヌルのマットの上では滑る力がはたらくので、その力に反発して体が滑らないようにもっと力を入れることになってしまい、結果ぐったり疲れるという図式です。
マットの上で余計な力はいりません。ただ真っすぐ上に乗っていればいいんです。真下にかかっている重さに対しては横方向の力、要するに滑る方向の力はかかりません。座っていても四つん這いでも、なんなら立っても、まっすぐ真下に体重を乗せていれば力も使わず安全です。
これはマットプレイの基本ですから、理科の教科書みたいに、自分から重力を示す矢印が真下方向に常に出ているイメージをしておきましょう。これだけで体がすごく安定します。