JOJO「ガム食べる?」
人妻「ありがとう! いただきますっ!」
どういう反応をするか見たくなったぼくは、ガムを口にくわえて口移しで彼女に渡そうとしてみた。
人妻「ちょっと! なにやってるんですかっ!?」
ぼくの突然の行動に驚いた様子の彼女。
JOJO「ご、ごめん…。かわいかったからつい…。嫌だった?」
人妻「今そういうこと考えてくないっていうか…」
なるほど、やっぱり訳ありなんだろう。
人妻が一人で海外旅行して、安宿なんかに泊まってるんだから、なにかあるに決まってる。
ぼくたちはソファーに隣り合わせで座っていたが、警戒した彼女が空いているベッドまで逃げたため、この時点で彼女との距離は3mくらいにまで広がっていた。
JOJO「ちょっと! そんなに逃げなくてもいいじゃん(笑)。こっち座りなよ!」
人妻「…何もしないですか?」
えーと、それは振りですか(笑)?
JOJO「しないしない!」
もし隙があればまた別の方法で手を出すつもりでいたが、この日の彼女は終始警戒したままで、そのままお開きになった。
結構引いてたし、彼女とはもうないかなぁ…。
この時点ではそう思っていた。