「絶対にバレない!」がコンセプトの風俗店


 風俗業界でアリバイを必要とするのは、通常、働いている女性のほうである。つまり、風俗店で働いている事実を隠すもので、その代行を行う会社と提携している風俗店も多い。女性にとっては重要なことなので、求人広告にセールスポイントとしてアリバイ保障を大きく謳う店も少なくない。

 さて、客用のアリバイとは、どのようなものなのか。まずは、普通にプレイをすることにした。お相手となった女性は、大島優子似の22歳、実際にはアラサーといったところか。

 優子(仮)さんは部屋に入ってくると、まずは丁寧なあいさつ。最近のデリヘルはいきなりハグというパターンも多いわけだが、これは不用意に移り香を残さないためだったりするのかもしれない。もちろん、香水もしてなかったし、シャンプーの香りすら微かに薫る程度だった。

 無香ボディソープで身体を洗い、うがい薬もサイトに書かれていたように無香のものだった。そして、いよいよプレイに。

 ここで「プレイ後にシャワーがあるから」と密着してくる優子さん。ただ、必要以上にイチャイチャしないのは、少し残念だった。それでも、舌を小刻みに動かしながらの乳首舐めや、横笛式にしゃぶるフェラチオなどをしっかり堪能。最後は、縦笛式フェラに移行して、彼女の口の中にタップリと放出することになった。

 プレイ後、お店のスタッフから「アリバイ工作はいかがいたしますか?」と聞かれた。冷静に考えれば、筆者のような気ままな自営業には必要ないわけで、どういうシチュエーションにするべきか悩む。ということで、その日は知人との飲み会の予定があったので、それを使うことにした。口実としては、「来る途中に地元の先輩に会ってしまい、遅れた」だ。

 知人と合流した後、お店に電話。その電話を知人に代わる。「いえ、気にしてませんので…」と知人が答えていたのをみると、スタッフは先輩をしっかり演じきったようだった。再び店の人に代わると、利用のお礼と、「電話の履歴と検索履歴は消してください。徹底的にやることが大切です」と、念を押された。

 このアリバイが“どういったレベルまで行なえるのか”が気にはなったものの、電話口の向こうに“日常生活には無関係な第三者がいて、こちらの設定通り返答してくれる”のは、なにかと便利ではありそうだ。まぁ、使い方次第なんだろうけど。
(文=子門仁)

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