――『スケベ中年男にやられたい娘たち』
で共演した「淫行公衆便所」というエピソードは、武藤さん演じる女子学生が公衆便所でオナニーしている現場を、涼川さん演じる女子学生と中年男のカップルに見つかってしまい、その場で犯されてしまうという内容です。涼川さんがタチでレズプレイも盛り込まれていますが、撮影現場で印象に残っていることは?
涼川:つぐみさんは小っちゃくて細いけん、グッと引っ張ったときに思った以上に軽くて、すごくビックリしました。骨が細いというか。
武藤:絢音ちゃんの顔も小っちゃくてビックリしました。
――接吻の感想はいかがですか。
武藤:めちゃくちゃ上手いんですよ! ベロが柔らかくて、すごくベロベロしてくるから「ヤバい…」ってなりました。
涼川:嬉しい~! ヘンリーさんの接吻って一味違うけん、しょうもないことはできないじゃないですか。ヘンリーさんの作品で女の子と接吻って少ないんですけど、ここはガツッといかなきゃって本番前に思っとって。今まで教えてもらってきたことを、ここで出さなきゃって(笑)。
――武藤さんが男優に挿入されている間も、涼川さんのほうからレズ接吻を仕掛けますけど、接吻のタイミングもヘンリー塚本監督から指示があるんですか。
涼川:アドリブと半々ですね。ここでしてほしいって指示もありますけど、つぐみさんの唇を見ているうちに、ここは止まらないって接吻することもあったし。
――女優さん同士が共演するAVって、ライバル意識が生まれることも多いと思うんですけど、FAプロの現場はドラマ物なのでチーム感が強いような気がするんですがいかがですか。
涼川:そうですね。個人的にですけど、FAさんやヘンリーさんには家族っぽさを感じますね。なので、共演者とも家族のような気持ちが生まれます。
――涼川さんは以前から中年男性好きを公言しているので、30歳年上の先生と肉体関係を持つ「淫行教師と私」というエピソードは感情移入しやすかったんじゃないですか。
涼川:実際に学生時代も先生が好きだったし、設定に入り込みやすかったですね。基本的にFAさんはオジサマと一緒やけん楽しいです。以前、ヘンリーさんと少し絡ませてもらったときも、すごく幸せで、満たされるんですよね。
――“ヘンリー塚本監督あるある”みたいなのってあります。
涼川:早口ですよね。撮影のテンポも早いし、きっとヘンリーさんの頭の中でできあがっているから、そこについていくので必死です。
武藤:パンパンパンって感じで進んでいくから、気付いたら撮影が終わっているんですよ。
涼川:考えるよりも、動いたほうが早い、みたいな。それで「涼川、集中してくれ!」ってヘンリーさんに言われたこともあります。集中はしていたんですけど、テンポが早い分、いろいろ考えちゃうんですよ。わりと性格もゆったりしとるけん、言われたことに「これは何につながっているんだろう」とか考えていると、すぐにヘンリーさんにはバレますね。