長谷川：ストレスだらけだったんですね。震災の後かな？
わかこ：そうだね。自販機の電気ってすごいじゃん！ これ必要!?ってキレてた。あと「お疲れ様でした」っていう挨拶も嫌で、疲れてないし、まず“仕事＝疲れる”って思ってる日本の風潮がなんなの？って思ってた。
しじみ：めんどくせーー（笑）。
わかこ：だから私、「お疲れ様でした」が言えなくてクビになったことあるよ。
しじみ：尖ってるね～～。
長谷川：全部にキレてた時期私もありました！ 20代の頃、仕事も上手くいってないし自分に余裕がないからでしたね、私は。チャリ乗ってて交通ルール守んない人にチリンチリンチリンってやたら鳴らしてました。
しじみ：可愛い（笑）。
わかこ：日本人の、ロボットみたいで感情がないところも嫌だった。あと、その時スーパーでバイトしてて、お客さんがレジ袋を「5枚下さい」とか「10枚下さい」とか言ってくるんですよ。こいつら、資源とかどう思ってるんだってキレて、アメリカに留学した。
しじみ：それで留学したの!?
わかこ：5カ月だけだけど。今は自販機見ても何も思わない。便利だな～って。
しじみ：大らかになって帰ってきたんだ。アメリカに行った成果だね♪
長谷川：アメリカの人って資源大切にするんですか？
わかこ：ううん（笑）。でもあれって若さだよね～。
長谷川：そうですね。30代になったら吹っ切れた。別に仕事とかそんなにないけどイライラしなくなった。
しじみ：2人は彼氏いるんですか？
わかこ：最近はずっといないですね。
長谷川：付き合って11年になる彼氏がいるけど、全然会わない。今年も5分くらい会っただけ。
しじみ：長い！ 会わなくても平気なんですね。仕事のこととか言われないですか？
長谷川：全然興味ないみたい。脱いでることも言ってあるけど、「辞めないんだったら言わないで」って言われる。
しじみ：なるほど。とても正論ですね。11年付き合って一回も浮気したことないですか？
長谷川：えっ、、。
しじみ：黒だ（笑）!! 長谷川さんが脚本・主演した『憂鬱な花』は、シナリオ学校に通う女が学校の生徒やバイト先の客と付き合う話でしたが、長谷川さんも実際シナリオ学校に通われてたんですよね？ ということは、あれは実話ですか？
長谷川：実話のエッセンスが入ってますね。そういう人がいた訳じゃないです。
しじみ：そういうことにしときましょう（笑）。
いい話が聞けたので、そろそろお開きにしますか。今日はありがとうございました！
（文＝しじみ）
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