しじみ:2人はいつから役者やってるの?
長谷川:19歳の時、大学の劇団に入って、それからだから15年くらいかな。
わかこ:私は26歳から。劇団東京乾電池を観て影響されて、乾電池の養成所に1年通ってました。
しじみ:え~すごい!!
わかこ:クマの着ぐるみ着て「私はクマよ」って言うシーンがあったんですけど、主宰の柄本明さんが『もっと!』ってペットボトルを投げるんですよ。「私はクマよ!」『もっと!!』「私はクマよ!」『もっとー!!!!』って、延々やるんです。
しじみ:それで嫌になったんですか(笑)。
わかこ:そういう訳じゃないけど、舞台をやってたのはその時だけで、以後映像の方にちょこちょこ出てます。でも、当時、私すごい尖ってて、世の中を憎んでたんですよ。
しじみ:何があったの(笑)。
わかこ:例えば、オーディションとか行ってカメラが回ってると「なんで撮ってるんですか? 普通まず撮っていいですかって聞きますよね」って食ってかかってた。
しじみ:怖っ! さすが、わかこ様、昔ギャルだっただけあるね!
わかこ:もう、常にイラついてた。自動販売機ひとつとっても「なんでこんなとこで電力使ってんの!?」って細かいところまで何でもキレてた。
しじみ:そんなんで生きていけないでしょ、早死にするよ(笑)。