ある日、男は前触れもなく後妻(成澤ひなみ)を連れてくる。戸惑う娘と、いつもと変わらぬ様子の母親。後妻は前妻よりも若く、服越しからも分かるほどグラマラスなボディの持ち主。新しい夫婦は、すぐにセックスをおっぱじめる。男はじっくりと後妻の裸身を眺めた後、ねっとりと接吻を交わす。すでに発情していた後妻も、嬉々として舌を絡め、淫らに呼吸を乱す。胸愛撫、指マン、クンニと怒涛の勢いで繰り出される濃厚愛撫に、爆乳を暴力的に振り乱して悶絶。下品極まりないシックスナインで競い合うように性器を舐め合ってから合体。対面座位では幾度となく接吻を交わし、騎乗位では後妻がダンサブルに腰を振り乱す。さらにバック、正常位と二人は多彩な体位で愛し合う。
後妻を迎えて3日後。浮かない表情の娘が外であてどもなく佇んでいると、狂気を宿した変質者が肉棒を差し出してくる。娘は恐怖に襲われながらも、言われるがまま肉棒をしごき、フェラチオ奉仕で口内発射を導く。
放心状態のまま帰宅すると、早くも母親面した後妻が「酒が切れとる。買って来い」と厳しい口調で娘に命じる。ふたりのやり取りを無言で見詰める祖母。
途中で寄り道する娘に、近所のおじさんが声をかけてくる。過去におじさんは性的いたずらをしてきたことがあり、それを娘は悪く思っていなかった。誘われるまま娘はおじさんの家に行き、そのまま肉体関係を結ぶ。父と後妻に対する鬱憤を晴らすかのように、娘は存分にアエギ声を響かせ、快楽を謳歌する。
夜遅く帰宅すると、後妻は容赦なく娘に暴力を振るい、夕飯抜きを宣告する。セックスしか楽しみがない閉塞した日々に、ただただ娘は途方に暮れるのだった…。
救いのない絶望的なストーリーながらも、ふんだんに用意されたセックスはエネルギッシュかつ煽情的。相澤ゆりな、成澤ひなみ、汝鳥すみか、と世代は違いながらも、それぞれ豊満な肉体と美しい肌を持つ女優の、三者三様の痴態を一度に楽しめるのも本作の大きな魅力だ。
(文=猪口貴裕)