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我々人類は、発情期を失ったサルと言われている。つまり、年がら年中発情していて、いつでも繁殖期であるワケだ。
これはオスもメスも関係ない。人間の女性だって立派に発情しているのである。
そんな彼女たちがパートナーを探すために登録しているのが、出会える系サイトだ。1年365日、昼夜を問わず出会える系サイトには、発情中の女性が募集を行っているのである。
本当に素晴らしいシステムではないか! 性欲過多で常にキンタマをパツンパツンにしている筆者からしたら、ドラ●もんの秘密道具なんかよりずっと有難い存在なのだ。
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これから会えますか?
今から新宿でお会いできる人いますか?
エッチは好きなんですけど最近すっかり機会がなくて…。
容姿にはこだわりませんが、優しい年上の方と気持ちよくなりたいです。
1月2*日20時34分
受付メール数:1/5
♀タマエ
27歳
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この書き込みは、筆者愛用の出会える系サイトである【イククル】で発見したものだ。なんともシンプルな内容だが、下手に盛られていない分だけ真実味が感じられた。
こうした出会える系サイトで楽しい思いをするには、とにかく実行あるのみである。アレコレ悩んだり考えたりしているうちに、獲物は手の届かない場所に逃げてしまうからだ。
そんなワケで、この書き込みを見つけた瞬間、筆者はアタックを決意した。たとえ当たって砕けたとしても、命まで取られることはない。たとえ空振りであっても、たかだか数十円分のポイントを失うだけなのだから。
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初めまして、タマエさん。
都内の会社員ショーイチ・36歳です。
先ほど仕事が終わったんですが、偶然タマエさんの書き込みを拝見しちゃいました。
ちょうどヒマしていて、いま新宿にいるところです。
優しいくらいしか取り柄の無い私ですが、是非タマエさんと楽しい時間を過ごしたいです。
お返事いただけたら、私の写メを送信しますね。
以上、ご検討のほどよろしくです!!
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こんなファーストメールを送信したところ、ものの数分で返信が届いた。そこから数通ほどのメール交換を行い、トントン拍子で話が進み10分後に待ち合わせすることになったのだ。
待ち合わせ場所は、新宿アルタ付近の大型靴屋の前。先に到着した筆者は、まだ見ぬタマエちゃんのことを想像して、股間を固くしながら待つことに。
すると、約束の時間の数分前にタマエちゃんがやって来た。
オロっ?
メールで聞いていた通りの背格好と服装なのだが、メガネをかけ大きなマスクを着用していたので顔がさっぱり不明なのである。
ザワワワっ
嫌な予感がしてしまった。ここまで顔を隠しているということは、よほどの不細工ちゃんの可能性が高い。だが、これくらいで折れるような心では出会える系サイト遊びを楽しむことなんてできやしない。
清濁併せ飲み、たとえ泥水であってもお代わりできるくらいのズ太さがウリの筆者トコショー。気を取り直して彼女に近づいて行き、声をかけたのであった。
「こんばんは、タマエちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
「さっき【イククル】で約束させてもらったショーイチです。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「じゃあ早速だけど移動しようか?」
「はい」
まだ海の物とも山の物とも分からなかったので、いつもより素っ気ない感じで対応する筆者。
ホテル街に向かって並んで歩きながら、様子をうかがうことに。
「もしかして風邪でもひいてるの? それとも花粉症とかかな?」
「あ、このマスクですか? ゴメンなさい。知りあいに見られたくないので…」
「あぁ、そういうことか。この辺に知りあいが多いの?」
「は、はい。職場が新宿なので…」
「なるほどね。だったらしょうがないよね。気にしないでいいからね」
「はい。なんか怪しくてゴメンなさい」
「ううん、謝らなくっていって。なんだったらもうちょっと離れて歩こうか?」
「い、いえ。これだけ顔を隠してたら大丈夫だと思いますので」
「了解。じゃあ、コンビニで飲み物を買ってからホテルに向かおうか?」
「はい」
こうしてコンビニに立ち寄ってから無事にラブホに入室することができた。
部屋に入り、メガネとマスクを外すタマエちゃん。その顔は、モデルの冨永愛をさらにキツネっぽくした感じであった。
正直ちょっと苦手なタイプである。だが、行きずりのエッチの相手の顔にいちいちイチャモンをつけていたらキリがない。
「あれ? もしかしてメガネも伊達だったの?」
「はい。目は悪いんですけど、コンタクトしているので…」
「よっぽど職場の人に会う可能性が高かったのかな?」
「そうですね。この時間帯はとくに多そうなので」
「どんなお仕事してるのかな?」
「えっと…」
「あ! ゴメン。無理に言わなくていいよ」
「いえ、隠すようなことじゃないんですけど…」
「うん」
「新宿のデパートで働いてるんです」
「なるほどね。だったら終業時間過ぎたばかりだと、職場の人に会う可能性が高そうだね」
「はい。だから怪しそうな感じで本当にゴメンなさい」
「気にしないでいいよ。そういう事情なら仕方ないもんね」
「はい。ありがとうございます」
デパート勤務の女性と出会える系サイト遊びで遭遇するのはこれで何度目だろうか? 勤務終わりにこうして見ず知らずの男性とエッチしたがるデパガというのは、意外と多いのである。
本当ならどこのデパートなのか、どこの売り場なのか根掘り葉掘り聞きたいところだ。しかし、初回のデートでそんな質問をするのはマナー違反というもの。
早々に会話を切り上げ、彼女をシャワーに促すことにした。その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、ベッドインタイムの到来だ。
「ね、タマエちゃん?」
「は、はい」
「今日はどんな風にされたいかな?」
「え?」
「俺って、とにかく女性に尽くすのが好きなんだ。だから、タマエちゃんの望み通りのエッチがしたいんだけど…」
「そ、そうですね。優しいエッチだったらなんでも好きです」
「了解! 俺と同じだね。痛いこととか汚いことはしないから安心してね」
「はい」
「でも、嫌なことがあったらその場ですぐ教えてね」
「フフ、分かりました」
中肉中背の体型で、オッパイはCカップほどだろうか。可もなく不可もなしといった感じだったが、色白の肌のおかげで色っぽく見えてしまう。
キスやオッパイ愛撫にたっぷりと時間をかけ、まったりとした雰囲気の中、クンニを開始する。
いきなり舌先でクリちゃんを攻めるのではなく、上下の唇でソっと挟んで顔を小刻みに左右に動かす。
「あ、ンっ、気持ちイイですぅ」
筆者のクンニに対し、きちんとクチに出して反応してくれるタマエちゃん。
褒められて伸びる子のトコショーとしては大歓迎の事態だ。もっと褒めてほしいとばかりに、ますますクンニに力が入ってしまうのである。
膣口、尿道口、陰唇、クリトリスとすべての部位に舌を這わし、彼女の敏感ポイントを探していく。
ここで焦りは禁物だ。それぞれの部位に対して強弱を変えたり、吸ったり舐めたり押したりと攻め方も微妙に変える。
そして、声や筋肉に現れる微妙な変化を見逃さないよう、細心の注意を払っていくことも重要だ。
そんな様子見クンニを10分以上行ってから、中指にマン汁をまとわりつかせてからマンコに挿入する。
舌と同様、マンコの内部を余すことなく刺激していき、彼女のスイートスポットを探っていくのである。
すると、アンアンと可愛い声でアエいでいたタマエちゃんが声をかけてきた。
「も、もう1本、指をください」
なんてワガママな娘なんだ! せっかくこちらがノンビリと時間をかけて愛してやろうとしているのに!
だが、こんなオーダーはいつでもウエルカムである。
女性に尽くすことに喜びを感じるというのは、口説くための建前ではなく、筆者の正真正銘の本音なのだから。
「了解。ゆっくりしてあげるから、たくさん気持ち良くなってね」
人差し指を追加で挿入し、最奥部とGスポットを同時に攻撃開始だ。
「イ、イッくぅぅぅぅぅぅ!」
この2本同時攻撃をした途端、大きな声で絶頂に達してくれたタマエちゃん。こうも呆気なくイカれてしまうと拍子抜けしてしまう。こんなんじゃ、誰でもクリアできてしまう“ヌルゲー”ではないか! 筆者としては攻略のし甲斐があるゴリゴリの“無理ゲー”がしたいのにっ!!
そんな筆者の落胆とは裏腹に、その後も繰り返し何度もイッてくれたタマエちゃん。
ワンパターンにならないよう攻める箇所を微妙にズラし、30分近くはクンニを続けたのであった。
まだまだ攻め足りなかったが、タマエちゃんのアヘ声がカスレてきたことに気づいた筆者。
どうやら喉がカラカラになってしまったよう。そこで一旦身体を離し、休憩を提案することにした。
「ちょっと水分補給の休憩にしようか?」
「は、はい」
「ちょっと休んだらクンニの続きをしてあげるからね」
「え? まだしてくれるんですか?」
「もし飽きちゃったなら止めるけど」
「そ、そんなことないです。嬉しいです」
「了解。じゃあ、もっと気持ち良くなってね」
こうして、数分ほど休憩してからクンニを再開する。しかし、今度は舌と唇によるクンニだけで、あえて指を挿入しなかった。
すると、案の定タマエちゃんからリクエストされてしまう。
「ゆ、指も欲しいです」
クックックック、キタコレぇぇぇぇ!!
こちらが言ってほしいと思っていたセリフを口走ってくれたタマエちゃん。だが、これで素直に応じてしまっては芸がない。
彼女のお願いを無視し、散々焦らすように唇と舌だけの愛撫を続行する。そして、何も語らずにクンニを止め、コンドームを装着。
ガバっと股を大きく広げさせ、ズブっと愚息を挿入開始だ。
「あ、イッくぅぅぅぅぅぅぅ!」
挿入と同時に、またもや絶叫するタマエちゃん。こちらの狙い通りだ。
短小で早漏な筆者ゆえ、チンコで女性をイカすのはかなり難易度が高い。しかし、今回のようにじっくりと攻略していけば、それが叶うのである。
ピストンにも可能なかぎり趣向を凝らし、ただ出し入れするのではなく下から上に向かってエグるような角度で行う。カリの部分でGスポットをこそぎ取るようなイメージだ。
エグるべし、エグるべし、エグるべし!!
そんな筆者のピストンに反応し、その後も「それ、いいですぅぅぅ!」とつぶやきながらイキ続けるタマエちゃんなのであった。
2000人以上の女性とエッチしてきた筆者がようやく到達した結論は、
エッチにテクニックなんざ必要ない
ということだ。早漏だろうが、短小だろうが関係ない。一番大事なのは、思いやりなのだ。相手が何を望んでいるか、それを叶えるにはどうすべきか、エッチの間、筆者は常にその命題と向きあっている。
いつも正解を導きだせるわけではないが、バシっとハマった時は、脳内麻薬がダダ漏れ状態となってしまうくらいの多幸感に包まれるのだ。
ふぅ。
挿入時間は、いつも通りたったの数分ほどだったが、相手の女性をイカせまくった後の発射だったので、満足度が非常に高かった。
タマエちゃんの終電の関係で、この日のデートはここで終了。シャワーを浴び、慌ただしく帰り支度を終えてホテルを出る。
そして、駅まで見送っていく道すがら、思い切って彼女に二度目のデートの提案をしたのである。
「タマエちゃんさえよかったら、また会ってくれるかな?」
「ご、ゴメンなさい」
「ん? 別に謝らなくていいよ」
「いえ、実は私結婚してるんです」
「え? 人妻さんだったんだ」
「はい」
「ま、安心して。ストーカーになるつもりもないし、俺のほうからは連絡しないからさ」
「あ、ありがとうございます」
「でもさ、もし万が一これから先またシたくなったら遠慮なく連絡してね」
「はい。ありがとうございます」
こうして、今回のデートは少しばかりの後味の悪さを残して終了したのであった。
それにしても、出会える系サイトで遊ぶ人妻の多さにはいつも驚かされてしまう。もしかしたら、筆者のようなスケベなオスより、彼女たちスケベなメスのほうが出会える系サイトの素晴らしさを享受しているのかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)