――パフォーマンスすること自体も好きなんですか。
「一応、AVデビュー前は地下アイドルみたいなことをやっていたし、急にパタッとなくなるのは寂しいですね」
――もともと女の子同士で集団活動するのは得意なほうなんですか。
「むしろ苦手ですね。一人と仲良くなると、その子とだけってタイプなので、あんまり大勢とワイワイするのは嫌なんですよ。ただりかちゃんと彩也香ちゃんも同じようなタイプだったのが良かったと思います。人見知り同士だから仲が良かったというのはありますね」
――2017年を迎えて、東京乙女電波局(http://www.tod.tokyo/)というファンサイトが開局します。ここでは、成瀬心美さん、佳苗るかさん、大槻ひびきさんという錚々たる先輩たちと共演しています。
「みなさん先輩なので最初はプレッシャーもありました。そのメンバーに入れてもらえたのは嬉しいんですけど、上手くできるのかなって。でも皆さんいい人たちなので、仲良くやらせていただいています」
――番組はどんな内容なんですか。
「私たちがガチでいろんな対決をしてワイワイ言い合っています(笑)。この前の収録では料理対決をしました」
――改めて2016年を振り返ってみていかがですか。
「いろんなことがあって、早過ぎて今も整理ができていないですね。ドラマもそうだし、AVも初めて挑戦することが多かったし、個人的には家も引っ越したし(笑)」
――引っ越すキッカケは何だったんですか。
「2016年は勝負の年だと思っていたので、突然思い立って家を変えてみようと思ったんです。そしたら気持ちが穏やかになりました」
――単に前の家の風水が悪かったんじゃないですか(笑)。
「それもあるかも。前はタワーマンションに住んでいて、私はそんな人間じゃないって思っていたんですよ。普通の家に住みたいと思って、すごく下に降りてきました」
――引っ越し以外で環境などの変化はありましたか。
「新人の頃って『可愛いね』とか、みんなチヤホヤしてくれるじゃないですか。それがなくなってきたんですよ(笑)。2016年は自分で頑張らなきゃいけない年だなと思っていて。自分が頑張らないと、周りが若い子に行っちゃうから、何かを変えようと思って解禁だったり、生活を変えようと引っ越しだったりをして」
――佐倉さんはチヤホヤされて喜ぶってタイプにも見えないですけどね。
「前の職業がメイド喫茶だったりアイドルだったりなので、自然とチヤホヤされていたんですよ。私が好きか嫌いかというより、周りがそうしてくれたんですよね。それが最近は薄くなっていて、『これはイケない!』って。チヤホヤされたいといいうよりも、チヤホヤされる人間になろうと。ここで話したからには、2017年はチヤホヤされるのを期待します(笑)」
――最後に2017年の抱負をお願いします。
「今までミリガをやっていたのが急に一人になったので、自分の実力を試す年なのかなと思いますね。いろいろグループでやってきたことを、一人でやらなきゃいけないし、どれぐらい自分を表現できるのかワクワクする気持ちが強いです。そのためには、まずエステにでも通って、自分磨きをしようかな(笑)」
(文=猪口貴裕/写真=カズヒロ)
■佐倉絆 公式サイト
http://www.km-produce.com/sakura_kizuna/