出勤前にスッキリできる“朝活”デリヘル


 道玄坂を上り、途中で右に折れ百軒店経由で円山町のホテル街へ。ここら辺りは、さすがにまだ閑散としていた。夕方から夜にかけての賑わいしか知らない筆者には、新鮮な風景だった。

 さて、今回の“風俗朝活”だが、いきなりつまずくことになった。それはホテルの問題だった。チェックインしようとすると、「宿泊料金になりますが」と言ってくるホテルが数軒あったのだ。なんでも、6時を過ぎると休憩料金が適用されるのだという。

 それでも、なんとか全日休憩が可能なホテルを探し出すことができ、そこで女のコを待つことにした。

 約束の6時にやって来たのは、21歳のカオリちゃん。普段は販売員をしているそうで、「お仕事が遅番の日の朝だけ出勤しています」とのことだった。お店には彼女のように、昼間にほかの仕事を持っているコが多いそうだ。

 プレイ内容はオーソドックスなデリバリーヘルスとは変わらず、まずはシャワーから。「これで、やっと目が覚めます」と苦笑いを浮かべるカオリちゃん。「6時なんて、やっぱり眠いですもん(笑)」と、ついつい本音も漏れる。

 筆者も普段から早起きとは無縁の生活なため、頭がボ~っとしていた。しかし、シャワーの最中にフェラされ、一瞬目が覚める。それでも、普段は熟睡している時間帯なだけに、ベッドに移ると睡魔が襲ってくることに。その様子に、カオリちゃんからは「二度寝しないでね」と笑われるのだった。

 その後、全身リップで首筋や乳首を舐められることに。カオリちゃんの突くような細やかな舌づかいに、なんだか身体の細胞が目覚めていくように感じた。そして、頭の中がクリアになっていくにしたがって感度が上がっていく…気がするのだった。

 気が付けば、股間はガチガチに膨張していた。「お客さんの中には、“時差式朝勃ち”って言う人もいるんですよ(笑)」と、カオリちゃんが教えてくれた。そして、舌を絡めてしごくようなカオリちゃんのフェラチオにより、あっけなく口の中に放出した。

 潜入する前は、朝早くからのプレイに不安もあった。しかし、体験してみれば、美女の全身リップやフェラチオで身体を目覚めさせるのはなんとも贅沢で、一日の始まりとしては申し分ない気がした。カラダがスッキリしたのはもちろんだが、なんだか心が軽やかなのだ。ひと仕事終えたような気にもなったが、一日はまだ始まったばかりで、多くのサラリーマンも出社前という時間帯だった。有効に時間が使えれば、一日はかくも長いのか…なんて思いつつ帰路についた。
(文=子門仁)

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