さらにグラビア掲載のネットニュースが画像とともに報じられると、えなこの存在を知らなかった男性たちからも「初めて知ったけど可愛い!」「エロいなー、ムチムチ感が最高」「最近のコスプレイヤーはレベル高い」「一瞬でファンになってしまった…」などと好意的な声が相次いでおり、新たなファンが急増しそうな気配となっている。
えなこはアニメが大好きだった中学生のころからコスプレをするようになり、アイドル顔負けのキュートなルックスと原作愛あふれる衣装の完成度の高さによって瞬く間に同人イベント界隈の超有名人に。「世界コスプレサミット」に出演するなど日本を代表するコスプレイヤーのひとりとなり、ネット上でもオタク系の人々から絶大な人気を誇っていた。
2012年には世界初のコスプレイヤー・アイドルユニット「パナシェ!」を結成。大手のソニーミュージック系列からメジャーデビューを果たし、シングル2枚、アルバム1枚をリリースした。だが2013年のユニット解散後、えなこは突然の引退を宣言。多くのファンが落胆することになった。
しかし、昨年3月に大阪の有名コスプレイベント「日本橋ストリートフェスタ」で復活。アルバイト先にまでファンが押しかけ、復帰を懇願されたことでコスプレ活動を再開する決意を固めたという。
以降は国内外のアニメ・漫画・ゲーム関連のイベントに以前にも増して引っ張りだこになり、声優やアパレルモデルとしても活躍。今年9月には深夜の人気トーク番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出演し、コスプレ活動で「月に100万円以上の収入」と経済事情をぶっちゃけて話題となった。
「最近はコスプレイヤーのタレント化が進んでいますが、えなこさんはその中でも別格。普段とは勝手の違うテレビ番組でもまったく物怖じせず、ぶっちゃけネタで爪痕を残して視聴者に鮮烈な印象を残した。ルックスはもちろんことタレント性も十分ですから、コスプレを軸に幅広い分野で活躍できそうです。そういう意味でも、ブレイクの登竜門である雑誌グラビアに初登場した意味は大きい。彼女がブレイクすれば、それに続いて美少女コスプレイヤーたちが次々とメジャーの舞台に躍り出るようになり、一大ムーブメントになるかも知れません」(アイドルライター)
これに満足せずに「次は巻頭グラビア、表紙を狙いたい…」と、えなこはブログでさらなる意欲を見せている。すでにコスプレは「クールジャパン」を代表する文化となっているが、えなこの大躍進によって芸能界にもコスプレイヤーブームが巻き起こる可能性がありそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)