週末の夜なのに、温泉街には浴衣姿の客すら見えない
1年で最も忙しい時期に、こんなエロ記事が果たして読んでいただけるのかとは思うが、今は冬。温泉の季節である。
首都圏で「歓楽温泉」と呼ばれる温泉は、山梨の石和を筆頭に、群馬の伊香保や静岡の熱海などあるが、その熱海より沼津寄りの伊豆半島の付け根部分にあるのが、伊豆長岡温泉である。
温泉ガイドなどによると、開湯から約1300年、源頼朝も入浴したとあり、歴史ある温泉ということがわかる。
その一方では、かつて赤線が存在していた街でもある。今でもその路地は残ってはいるものの、並ぶ建物は大方すでに朽ち果て、看板のある店も営業しているのか不明なほどひなびた路地となっている。歓楽温泉としての成り立ちは、そんなピンク色の歴史からなのだろう。
伊豆長岡の街並。2軒あったソープもストリップもすでに閉店している