しかし、恒例の『AKB48選抜総選挙』ではデビューから4回にわたって参加しながらもすべて圏外。期待値の高さに反して「結果」がなかなか出せず、不遇な時を過ごしていた。だが、その一方で手足がスラリと長く「スタイル抜群」と評判になり、水着グラビアを披露するとネット上で絶賛コメントが続出。「票数」には表れない潜在的な男性人気の高さをうかがわせていた。
「岩田さんはグループ内でもトップクラスのダンススキルの高さで知られ、その努力が引き締まったボディを作り出し、元々の抜群のスタイルも相まってグラビア映えする美ボディとなったようです。グループ時代は個性があまり生かせていない印象もありましたが、卒業後の初DVDリリースで潜在的に高かった男性人気が目に見えるカタチで爆発。売上ランキング1位になるほどの高い支持を得ることになった。むしろ、AKB時代よりもソロになった今の方が彼女の素材を生かせるのかもしれませんね」(アイドルライター)
どれほど「水着需要」が高かったのかを物語っているといえそうだが、同時に彼女はAKB入りする前からミュージカルに出演するなど演技力を磨いてきたキャリアも長い。
今年はミュージカル『マリアと緑のプリンセス』で主演を務め、アフレコ歌劇『拝啓、あなたはボーカロイドを知っていますか?』や人気ゲーム原作の舞台『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』などにも出演。さらに映画『殿、利息でござる!』で時代劇に初挑戦した。
元々演技力には定評のあった岩田だが、グラビア路線による男性人気の高まりによって映画やドラマのオファーが今後激増する可能性も高そうだ。グループ時代は思うように光の当たらなかった逸材が、ソロDVDの大好評ぶりをきっかけに花開いてくれることを期待したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)