――相手のセフレ観などは、最初にちゃんと確かめ合った方がいいんですか?
森林:事前に確認できればいいけど、それって不自然だとも思うんですよね。「こちらはこういう考えだけどあなたは? この条件を満たしてますか?」って…。仕事の交渉じゃないんだし、フランクに話をしている中で徐々に確認できるものじゃないかな。
まあ、正直なことをいうと、相手の素性とか社会的背景なんてことはどうでもいいんです。セックスには関係ありませんからね。相手がウソをついていれば、こちらは信じるしかないですし。それに、僕は一応セックスのプロだからどんな状況でもセックスを楽しめるけど、相手の素性を知った途端に萎えちゃうことってあるんですよ。
――どんな相手だと辛いんでしょうか?
森林:凄く大変な経験をしていて重すぎる人とか、ちょっと困っちゃいますね。乱暴な言い方をすれば、セフレってダッチワイフとかバイブ的な要素があれば成立しちゃう。だから、身の上話とかを聞いてほしい人っていうのは、セフレには向かないと思います。
もちろん、社会的地位とか見た目のスペックとか、そういうものは付加価値になるんでしょうけど、セフレで大事なのはやっぱりセックスのテクニック。あとは最低限の安心感かな。深い信頼関係を築く必要はないと思いますが、危険を感じるようでは裸になれないですよね。危険なニオイのする人のほうが刺激的でいいっていう人もいると思いますけど、本当に恐怖を感じる相手はやめるべきでしょう。それにサービス精神も必要だと思います。思いやりに欠けていたりケチな人が相手だと、セックスって楽しくないんですよ。
――テクニックなどは、まず一度やってみないとわからないですよね。
森林:とりあえず1回やってみて、それから関係を継続するかを判断するのがいいと思います。それができるのが、セフレのいいところでもあるわけですよ。