■理系男子はM男の素質あり!?
きちんとしたSMのお店だと、初回にはカウンセリングや問診があるのを知っているかしら? わたくしがカウンセリングの対応をすることもあって、そのときに「M男だわ~」って思うことが多々あるの。たとえば、問診フォームにめちゃめちゃ細かい字で詳細に自分の性癖について書き込む人っていうのは、かなりM度が高いと思うわ。
そういう人って、問診中にドーナツとお茶を持ってきて、「僕が書くので、えり様はこちらをお召し上がりになってお待ちください」って言ってくれたりするわ。本来なら問診票はわたくしが書くのだけど、自分をM男だと理解しているのね。“自分の取り扱い説明書”を持っていることもあるの。「僕はこういう変態です」って。
きっちりしている人にはM男が多い気がする。特に理系で頭のいい男性はMっ気が強いんじゃないかな。一流企業に勤めて、おカタい仕事をバリバリこなしている人とか。
公務員にもM男は多いわね。その中でも規律が厳しい組織に身を置く人には、SM好きが多い! 閉鎖的な空間で長い時間を過ごすことのある自衛隊の人とか…。彼らは私生活でも規則正しい生活を心がけているみたいで、SMクラブだけでも解放されたいって思うのかな。
■ぶつかり合いが懐かしくて…
カラダを鍛えている人にもM男は多いわよ。元アメフト選手とか元ラグビー選手とかね。同じ体育会系でも、学生時代に野球やサッカーに取り組んでいた人っていうのは、あまり見かけないわ。大人になっても草野球とかフットサルとかでカラダを動かせるから、SMで汗を流そうとは思わないのかしら。
アメフトとかラグビーって、会社帰りに「ちょっとやっていこう」って難しいでしょ? ふとカラダのぶつかり合いが懐かしくなっても、それを満たしてくれる方法はなかなかないと思うわ。そんなときSMプレイに走るのかな。実際のプレイ中にも、ガツンと体当たりするような衝撃を求める人は多いのよ。
あとは格闘技をやってる人もけっこういる。総合格闘技の選手なんかは、わたくしの可愛い奴隷ちゃんにも多いわ。その中でも減量経験があるプロボクサーは変態ね(笑)。減量って最後の方は水すら飲まなくなるんだけど、その過酷な減量の感覚が、潮吹きする感じに似てるんですって。体中の水分が出ていくことに悦びを感じるみたい。すごいマゾヒズムよね~。
体育会系の男性って商社に勤めたりすることも多いから、けっこう夜のお遊びも多様で、ついSMに足を踏み入れてハマっていく人もいるの。日々のストレスをわたくしのもとで発散していくのでしょうね、きっと。