エレベーターや廊下で
ハグがきつすぎる
「抱きしめる」という作業がどの程度の力加減で行われるべきものか、わかっていません。肋骨が潰れんばかりにギリギリと締め上げ、本当にプロレスをしに来たのかと疑われるような人は明らかに経験が少ないです。
女の子はお人形ではないので、握りすぎると痛いですよね。「抱きしめる」とは字面ほど締めません。小さな子供や、その経験もなければ米袋を抱える程度の力加減で大丈夫です。優しく包んでいただければ安心してお部屋にエスコートできます。
手をつなげない、腕を組めない
なぜでしょう、手をつなげない人がいます。緊張しているのでしょうか。コチラがさりげなく指を絡ませようとしても、指を揃えて板のように伸ばし絡める隙のない人は、“このタイミングでは指を絡めて手をつなぐのが一般的”だという知識がないんだろうなと思います。
じゃあと思い腕を絡めようとすると、そういう方は大体腕にも力が入っていて、腕を差し込む余裕もないことが多いです。
稀に自ら風俗店に来ておきながら、手つなぎNGキスNGというお客様もいるので、これで絶対というわけではないですが、気になるポイントですね。
お部屋に入って
挙動不審だ
いざ入室。慣れていないお客様は、大抵ここで挙動不審になります。部屋の前や上がり框など所定の位置で履物を脱げない、ソファに座るでもベッドに座るでも求めて来るでもなく、部屋の中を目的なくうろつく、突然部屋の中を物色し始めるなど、場にそぐわない動きをします。
キスをしていると腰が引けてくる
ドアを閉めたら向かい合って立ったまま、しばしキスタイムということが多いですが、この辺でもう女の子の中では素人童貞さんが確定しています。キスをしながらなぜか腰が引けてくるのがよくある特徴です。
これは思うに、男性が考える腰を引く理由、すなわち「勃っているのを誤魔化したい」ということではなくて、チュウひとつでがっつき過ぎて前のめりになった結果こうなっているんだろうと推察します。
この時お客様は、舌を絡めているとだんだん腰が引けて来ます。お口は濃厚に絡んでいるのに、体と体の間にスキマがあるのでアンバランスです。こちらから抱き寄せようとしても無駄、でもどんどん顔は前に出てきます。
お部屋に入ってキスのタイミングで、「お口はつながっているけど腰はどんどん引けるので、チュウしたままお互い中腰になる」タイプと、「チュウしつつ抱きしめてもいる上でだんだん前のめりになり、伴って女の子はすごい海老反り状態になる」タイプに分かれますね。
後者は、前述の通り体をがっちり固定された状態でキスをがっついて前のめりに来られるので、お客様が前に傾いている分、当然こちらは腰から上を強制的に後ろに反らされる格好になります。肋骨を潰されていることもあり、結構しんどいです。やがて反りきれなくなり、バランスを崩して倒れます。お客様ががっちりホールドしているだけあって転倒こそしませんが、「キスだけで腰砕け♪」と解釈されることも多く、苦笑いするしかありません。ここまで来ると、お客様もかなり前屈み担っているはずなんですが、不自然には思わないんでしょうか。謎です。
と、このくらいで入室1~3分ですね。ほら、もう童貞臭するでしょ?