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筆者はヌキサービスのないマッサージ店があまり好きではない。施術してくれるのがオッサンなら問題ないのだが、マッサージ師が若い女性だったりしたらイライラするばかりだからだ。
身も心もほぐれたというのに肝心要のキンタマのコリが解消されないのは、どうにも我慢できない。かえってストレスが溜まるだけのように思えてならないのである。
今回は、そんなヌキサービスのない真っ当なマッサージ店で働いていたことのある女性とのお話だ。
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今から新宿でお願いします(ハート)
ここ2年くらい恋愛もエッチもご無沙汰してるところです。
久しぶりにそういう気分になっちゃったので、
勇気を出して登録してみました。
あれこれ希望を言うつもりはありませんが、
とにかく優しい方とお会いしてみたいです。
書込み日時:10/2* 18:01
受付メール数 :0/15
♀ネネ
30代前半
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この書き込みは、筆者愛用の出会える系サイトのひとつである【ワクワクメール】で発見したものだ。なんの変哲もない書き込みだったが、たまたまサイトに接続した際に一番上に掲載されていたので目に止まったのであった。
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しかし長年の経験から、こういう書き込みこそ素人女性の確率が高いということを筆者は知っている。いかにも男がグッとくるような言葉を書き連ねているものは、業者による釣り書き込みの可能性が高かったりするものだ。
そんなワケで、ダメで元々の軽い気持ちでアプローチを開始したのであった。
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こんばんは、ネネさん。
都内の会社員、ショーイチ・36歳です。
仕事が終わったのでサイトを覗いてみたら、
たまたまネネさんの書き込みを発見しちゃいました。
私も今日はすっごくエッチな気分だったんですよ!!
女性に優しくすることくらいしか取り柄のない私ですが、
ぜひネネさんと楽しい時間を過ごしたいです。
お返事もらえたら写メを送信しますので、
検討のほどよろしくです!
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こんなメールをポチポチっと書きあげて送信。すると、ほんの5分ほどで返信が届いたのだ。
そこから数通ほどのメール交換を経て、このネネちゃんなる女性がガチの素人だと筆者は判断した。というワケで、あっさりと約束が成立し、新宿で待ち合わせすることになったのである。
待ち合わせ場所は、筆者定番の新宿アルタ付近の大型靴屋さんの前だ。そこで待っていると、ほぼ時間通りにネネちゃんがやって来た。
オロっ? こいつ可愛いじゃん!
彼女の第一印象は、女子アナの西山喜久恵の若いころといった感じで、小動物を思わせる愛くるしいロリ顔だった。身長も低く、スレンダー体型のせいで、とても30歳過ぎの女性には見えなかった。
どんな化け物がやって来ても動じないよう心構えしていたが、少々拍子抜けしてしまった。これなら脳内でブ厚いフィルターをかけなくても余裕でヤれるレベルだ。否、座りションベンを漏らしながら土下座してでもヤリたいレベルだ。
頬の筋肉が緩まないよう気合いを入れ、ツカツカと彼女に近づいていき声をかける。
「こんばんは、ネネちゃんかな?」
「は、はい。そうです」
「はじめまして。さっき【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチです。今日はよろしくね」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
「あれ? もしかして緊張してる?」
「は、はい」
「どうか安心してね。絶対にネネちゃんの嫌がることはしないつもりだし、なんだったらこの場で帰ってもらっても大丈夫だよ」
「え?」
「ほら、俺みたいなスケベヅラした男がキモいと思ったら、遠慮なくゴメンなさいしていいんだからね」
「そ、そんなこと思ってないです」
「じゃあ、俺でOKなのかな?」
「は、はい」
「ありがとう。すっげぇ嬉しいよ」
「あ、あの、ショーイチさんこそ私で大丈夫ですか?」
「あれ? この顔見て分からない?」
「え?」
「さっきからずっとニコニコしてるでしょ? 俺、ネネちゃんみたいに可愛いコが大好きなんだよね」
「そ、そんなことないです」
「いやいや、そんなことあるって! 不細工なコだったりしたら、こんなにニコニコしないもの」
「あ、ありがとうございます」
「まぁ、立ち話もアレだから行こうか?」
こうしてラブホ街に向かって歩き始めることに。途中でコンビニに立ち寄って飲み物を購入し、いつもよりグレードの高いラブホにチェックインしたのであった。
部屋に入るなり、その広さと綺麗さに驚いた様子のネネちゃん。目をキラキラさせながら興味津々といった感じだ。
「あれ? もしかしてこういうホテルに入るの初めてなの?」
「い、いえ。何度かありますけど、こんなに広くて綺麗なのは初めてなので…」
「喜んでもらえて良かったよ。ネネちゃんみたいに可愛いコを、古臭くて汚いホテルに連れていくわけにはいかないからね」
「そ、そんな…。あ、ありがとうございます」
出会ってからずっと、筆者はなんとか彼女の緊張を解こうとしていたのだが、ネネちゃんはまだまだカチンコチンだった。しかし、ここで焦りは禁物だ。
会話で女性の緊張を解いていくのも、筆者にとってはプレイの一環であり前戯みたいなものである。
「さっきも言ったけど、絶対にネネちゃんの嫌がることや痛がるようなことはしないから安心してね」
「は、はい」
「あっ、でも俺はMの気があるから、ネネちゃんは遠慮なくイジメていいからね」
「そんなことしませんよぉ」
「え? そうなの。ちょっと残念だなぁ」
すでにホテルに入っているので、逃げられる心配はない。それゆえ心に余裕ができ、安心して道化を演じられるのだ。その甲斐あって、徐々に打ち解けてきた。これはこの後のエッチに期待が持てそうである。
その後、別々にシャワーを浴びてからベッドインすることになった。
「じゃあ、痛かったりしたらスグに教えてね」
「は、はい」
「あと、気持ち良かったら声を出して教えてね」
「えぇ? それはちょっと恥ずかしいですよ」
「そっかあ。じゃあ、気持ち良かった少しだけ呼吸を激しくしてみて」
「え? 呼吸ですか?」
「うん。そしたらその愛撫を長めにしてあげるからさ」
「フフフ、なんだか凄く慣れてるんですね」
「そうじゃないって! 少しでもネネちゃんに気持ち良くなってほしいだけだって」
「ありがとうございます。じゃあ、優しくお願いしますね」
「了解!」
こうしてソフトなキスから始め、徐々にディープなものへ…。
彼女の唇を舌でこじ開け、口内へと舌を伸ばしていく。舌と舌が触れ合った瞬間、ビクンと反応するネネちゃん。
なかなか感度が良さそうだ。しかし、ここでそれを指摘するのは野暮というものだ。内心で彼女の反応を楽しみながらキスを続け、同時にAカップほどのオッパイを優しくサワサワしていく。
ビク、ビククゥン
触った途端、感電したように身体を震わせるネネちゃん。これは攻め甲斐があるというものだ。自分でも顔がどんどんスケベヅラになっていくのが分かった。だから、できるだけ彼女に顔を見られないようにしながらオッパイを愛撫し始める。
すると、ネネちゃんは更に身体を痙攣させて感じまくることに。どうやら恥ずかしくて声は出せないようだ。そんな様子も実に可愛らしい。
そして、いよいよクンニタイムの到来だ!!
いきなりクリちゃんではなく、まずは陰唇を上下に何度も舐めあげていく。ほどよく濡れていたので、舌先から彼女の体温が伝わってくる。
続いて膣口と尿道口を攻める。舌先で優しく舐めるような感じで念入りに。
スハー、スハー
気がつくと、ネネちゃんはお腹を膨らませたりヘこませたり、激しめの呼吸を行っていた。やっと意思表示してくれたのだ。
クックック! これぐらいで気持ち良くなってたら、後で大変だぜベイベー!
そうほくそ笑んでから、本格的にクリちゃんを攻める。
「アンッ!」
下半身を痙攣させながら、ついにネネちゃんが声をあげた!
はぁぁぁぁぁぁ、コレだよコレ!!
彼女のアヘ声を聞いた途端、多幸感に包まれる筆者。脳内麻薬がダダ漏れ状態となり、身体全体が火照ってきた。
そこからさらにクンニを加速させる。舌と唇と鼻を使って同時に3か所を攻め、指を膣に挿入しながら舐め、手を伸ばして乳首をイジりながらクリちゃんに吸いついたりと、クンニを堪能するのであった。
そんなクンニの最中、
「あ、もうダメ、イ、いっちゃう!」
と、大きな声を上げて頂点に達するネネちゃん。
だが、筆者のクンニは止まらない。一度や二度イカせたくらいじゃ満足できない。そこから30分近くクンニし、立て続けに彼女をイカせることに成功したのであった。
その後、しばらく休憩してから、筆者が下になる形でシックスナインを開始した。
「上手くできなかったゴメンなさい」
そう言いながら筆者の愚息をペロペロし始めるネネちゃん。まさにおっかなびっくりといった感じだが、そのぎこちない刺激が妙に気持ちいい。
もっとシックスナインを堪能したかったが、これ以上は危険だと判断して、数分もしない内に中断することに。そして、コンドームを装着してから正常位で合体だ。
「じゃあ、入れるけど痛かったらすぐ教えてね」
「は、はい」
彼女の言葉を信じるのなら、これが2年ぶりの挿入ということになる。まっ、ここまで来たら女性の言葉を疑うなんてナンセンスだ。
痛みを与えないようゆっくりと愚息を埋没させていく。そして根元まで挿入した瞬間、またもや彼女の身体がビクビクンと小刻みに震え始めた。
ば、馬鹿野郎!! なんてコトしてくれるんだ!!
全部挿入しきって油断していた筆者。そんな時に痙攣するものだから、マンコの内部の肉がありとあらゆる方向からチンコを攻撃してきたのだ。
ふぅ。
辛うじて「もうダメ、イグよ」と一声かけることができたが、ダクダクダクっとゴム内にザーメンを吐き出してしまった。
一度もピストンしないまま発射してしまうとは…。
まぁ、筆者にとってはよくあることなのだが、ネネちゃんにとっては想定外だったのだろう。キョトンとした顔で、何が起こったか理解できていない様子だった。
「ご、ごめん。俺もすっごい久しぶりだったんで、全然我慢できなかったんだ」
「だ、大丈夫です。私ばっかり何度もイッてごめんなさい」
「そんなことないよ。たくさんイッてもらえて嬉しいだけだよ」
チンコを挿入したまま、そんな会話を続けるふたり。
彼女の終電にはまだ時間の余裕があり、少し休憩してから2回戦を行うつもりだった。
その休憩の最中、ネネちゃんが筆者の肩や腰に手を回して触ってきた。
「すごく凝ってますね」
「あ、分かる? 一日中ずっとPC作業していることが多くってさ」
「じゃあ、少し揉んであげましょうか?」
「え? いいの?」
「はい。実は以前マッサージ店で働いていたんですよ」
「そ、そうなの!?」
「はい。だからさっきのお礼をさせてください」
後で詳しく聞いたところによると、彼女が働いていたのは、あちこちの繁華街でよく見かける大手のマッサージ店であった。もちろんヌキのサービスのない真面目なところだ。
うつぶせ状態になり、ネネちゃんのマッサージを堪能する筆者。ツボに体重がかかる度に、「おふぅ」だの「アン」だのと声が漏れてしまう。
そのうち、あまりの気持ち良さに睡魔が襲ってきた。だらしなく開けたクチからはヨダレが流れ出て、シーツに染みを作ってしまった。
もっとマッサージしてもらいたかったが、ここで寝てしまってはシャレにならない。泣く泣く彼女に声をかけて中断してもらう。
「ありがとう。すっげぇ気持ち良かったよ」
「もういいんですか? まだまだ凝ってましたよ」
「いやいや、これ以上されたら本当に寝ちゃいそうだよ」
「フフフ、そうしたら起こしてあげましたよ」
「いや、本当にありがとうね」
「でも、目のマッサージもさせてください。きっとパソコン作業で疲れてるでしょうから」
「え? ま、まあ確かに疲れてるけど…」
「ですよねぇ。じゃあ、ここに頭を乗せてください」
そう言いながら、ベッドの上で正座して自分の太ももを指差すネネちゃん。
これは膝枕というヤツではないか!
膝枕なんて何年ぶりだろう…。5、6年ほど前に耳かきサロンでされて以来かもしれない。
しかし、ここで急に恥ずかしなってしまった。セックスの最中はスケベヅラを凝視されないよう顔の角度をコントロールしていたが、膝枕では逃げ場がない。
だが、せっかくの申し出だ。ここで断るわけにはいかない。
「じ、じゃあ、部屋を暗くしていいかな?」
ウブな少女のように恥ずかしがった筆者は、操作パネルを調整して部屋を薄暗くしたのであった。
こうして、全裸のネネちゃんに膝枕されながら、目のマッサージを受けることに。
目元だけではなく、こめかみや頭頂部まで念入りに揉みほぐされ、すっかり夢心地に。
「ショーイチさん。大丈夫ですか?」
せっかくの夢気分だったのに、ネネちゃんの声で現実に引き戻されてしまった。どうやらマッサージされながら寝オチしていたようだ。
「ご、ごめん。気持ち良くて寝ちゃってたよ」
「ふふふ、大丈夫ですよ。寝ちゃう人多かったですから」
枕元の携帯電話を開いて時間を確認すると、ホテルに入ってからすでに3時間近く経過していた。そろそろ彼女の終電を気にしなければならない時間だ。
「こんな時間になっちゃったら、2回目は難しそうだね」
「そうですね。でもすっごく満足してますよ、私」
「俺もだよ。エッチも最高だったし、マッサージもお金を払いたいくらいだよ」
「そ、そんなぁ。たくさん気持ちよくしてくれたお礼ですから」
「でも、次は俺もマッサージしてあげたいな」
「え?」
「もし次にデートすることができたら、俺にもマッサージさせてよ」
「は、はい。でもいいんですか?」
「ん? なにが?」
「あの、次のデートって…」
「うん。絶対にまたネネちゃんと会いたいから、二度目三度目ってデートを続けたいな」
「あ、ありがとうございます。嬉しいです」
そこから慌ただしく帰り仕度を行い、駅の改札口まで彼女を見送ってサヨウナラとなった。
本格的なマッサージと気持ちのいいセックスを同時に行え、とにかく大満足であった。こうなったら、なにがなんでもネネちゃんとの二度目のデートを実現したいものだ。
その日の夜、帰宅してから二度目のデートを提案するメールをネネちゃんに送った。すると、用事が続くので来週にならないと無理との返信が届いた。
はぁ、今から来週が待ち遠しくて仕方がない。でも、もしかしたら“来週まで無理”というのは、体のいい断りなのかもしれない。あと1回だけお誘いメールをして、駄目だったら諦めるべきなのかも…。でもまた会いたい……。こんな具合にウジウジしっぱなしの筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)
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