20数年前、タイのバンコクで現地の風俗としてゴーゴーバーに連れていってもらった。
このゴーゴーバーは、タイやフィリピンでよく見かけるもので、一見するとディスコのような場所だった。お立ち台のようなところで、女性が踊ったりアピールしていて、その中から気に入った女のコを指名する。その後、ベッドがある部屋に移動して…という、日本で言うところの“ちょんの間”のようなものだ。
今でこそ、日本の風俗店でも実際に女性を見たり触ったりして指名できるが、当時はそういったシステムがほとんどなかったので、画期的だと興奮したことを覚えている。
先日、取材で千葉を訪れた際、ゴーゴーバー気分を味わえるデリバリーヘルスを見つけた。
それは、“アジアンデリ”と呼ばれるジャンルのデリバリーヘルスで、在籍しているのはタイ人女性のみだった。
店に電話をしてみると、対応したスタッフは日本人であった。まぁ、そうでなければ困るわけだが…。
昔のことが頭にあった筆者は、「ゴーゴーバーのように女のコを実際に見て選べるのか?」とダイレクトに聞いてみた。
すると、スタッフからは「デリバリーヘルスなので無理ですよ(笑)」と、当たり前といえば当たり前の回答。ちょっとだけ期待していた分ガッカリしたが、「でも、現地のゴーゴーバーにいた女のコばかりですよ」というではないか!
マジで!?
まさかの展開に驚いたというか喜んだ結果、80分コースをオーダーすることにした。そして、勧められたホテルで待つこと30分。やって来たのは、アキコさんという、なぜか日本人の名前を源氏名にした20歳くらいの女のコだった。