この人気は数字にも反映され、初回で平均視聴率12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という高記録を出した後も2ケタをキープ。最新話となる第5話も11.6%で、今クールのドラマの中でも高い水準だ。ちなみに前クールの同枠は北川景子(30)主演の『家売るオンナ』で、こちらは全話平均で11.6%。今夏の民放ドラマで最大のヒット作となり、『校閲ガール』もその勢いを受け継いでいると言えそうだ。
だが、今期のドラマには米倉涼子(41)が主演を務める『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の最新シリーズがある。本作は前評判からして高かったが、初回から今年の民放連続ドラマで初となる20%越えを達成。第2話も19.7%で、第3話はプロ野球・日本シリーズの影響で50分遅れの開始となったが、24.3%を叩き出した。第4話でも当然のように20%台をマークしており、その強さは別格だ。
数字的には分が悪そうだが、ネットではテンポの良さや登場人物のキャラクター設定などにも高評価が寄せられている『校閲ガール』。4話の冒頭には校閲部がチェックした原稿を映したシーンがあり、「豪放磊落(ごうほうらいらく)」のルビが「ごうほうら“ん”らく」となっていたために厳しい声もあったが、それも視聴者が熱心に見ている証といえるのかもしれない。
(文=aiba)