――梅田さんは「筋肉質な下半身デブ」がコンプレックスとのことですが、何かスポーツをやっていたんですか。
梅田:中学の時に陸上部で、短距離も長距離もやっていたので、いろいろやり過ぎて筋肉が付いちゃったんですよ。それが、なかなか落ちないんですよね。しかも今は学校までチャリ通をしているので、余計に鍛えられちゃって(笑)。
――梅田さんは現役高校生ですが、部活はやっていなんですか。
梅田:今はダンス部です。そこではガールズとかロックとかハウスをやっています。
――どうしてダンス部に入ろうと思ったんですか。
梅田:小学校2年生からタップダンスをやっていたんですよ。
――渋いですね~。
梅田:テレビを観たら、ただ足を動かしているだけなのに、良い音を出しているからやりたいなと思って。それで6年間、タップダンスを習ったんです。あとお姉ちゃんもダンスをやっていたので、ダンス部にも入りたいなと思って入部しました。
――メンバーにタップダンスを披露したことはないんですか。
楠原:知らなかった~。
大葉:初めて聞いた。
梅田:言ってもなかったと思います。
――大葉さんは「極度の情緒不安定」とのことですが、自覚はあるんですか。
大葉:あります。けっこうヤバくて、今も泣きそう…。
――え~! まったく泣く要素のない流れじゃないですか。
大葉:(目を潤ませて)自分に自信がないんですよ~。(声を震わせて)自分の考えを話そうとすると泣いちゃうんです。
楠原:花純ちゃんの顔見てよ(笑)。
楠:(とてつもないしかめっ面)
大葉:いつも私が泣くと花純ちゃんは、すごい顔をするんですよ。
――そうやって泣くようになったのは昔からなんですか。
大葉:最近なんです…。私は富山県から東京に出てきたんですけど、上京してから泣くようになりましたね。でも実家に帰りたい訳じゃないんです。人前で自分のことを話すとか伝えるってなると泣いちゃうんですよね。
――メンバーの前でも泣いちゃうんですか。
楠原:よく泣いています。
大葉:なぜかグループのコンセプトを発表された時も泣いちゃったんですよ。泣きたくて泣いている訳じゃないんですけどね。でも、誰かから「ここで泣いてよ」と言われたら泣けないんです。
――自在に泣けたら売りになりそうじゃないですか(笑)。
大葉:ですよね(笑)。あと、けっこう顔が派手なので自信があるように見られるんですけど、めっちゃ自信がなくて。それを事務所の社長さんにも注意されるので、これから直していきたいんですけどね。
――これから取材が増えたら大変ですね。
大葉:本当にそうで、取材もそうですけど、ライブ中のMCで泣きだしたら皆に迷惑をかけるじゃないですか。
――レッスンが辛くて泣くとかはないんですか。
大葉:そういう時は絶対に泣かないです!
――ずいぶん限られたシチュエーションの情緒不安定なんですね。でも今は涙も収まって。
大葉:ちゃんと自分の気持ちが伝われば大丈夫なんですよ。
――大葉さんが話している間、ずっと楠さんは険しい表情で見ていましたね(笑)。
楠:別に勝手に泣いていていいんですけど、本当に気持ちが分からないんです。普通に話していたのに、急に泣きだすこともあるから、私には理解できないんですよ。
――喜怒哀楽のほかの感情も不安定ではないんですか。
楠:それはないです。泣くだけ(笑)。
大葉:でも哀しい話を聞いたり、泣ける映画やドラマを観たりしても泣かないんです。
楠原:一緒に『君の名は。』を観た時に寝てたよね。
大葉:寝てた。最後の時に起きて。
――ちゃんとクライマックスは観たと(笑)。
大葉:ちょいちょい安里梨ちゃんが殴ってくるんですよ。
楠原:そりゃそうだよ!
大葉:そういう時に泣いている女の子を見ると可愛いなと思うし、私も泣けたらなと思うんですけどね。
――楠さんは「とんでもない自己中」とのことですが、どういう時にそう感じるんですか。
楠:自分では自己中と思わないんですけど、最近気付いたのは、いつも自分の中の世界で生きているなって。どこに行っても自分の世界から出られない…。
大葉:怖い!
楠:だから周りで何かが起こっていても気付かないんです。
大葉:だいぶ変わっているんですよ。基本、我関せずって感じで。
――今は大丈夫ですか?
楠:あ…あぁ! 大丈夫です。ちゃんと聞いていました(笑)。
大葉:レッスンの合間の休憩時間とかも、誰とも話さないって訳じゃないのに、自分の世界に入っているんですよね。だから人の話も聞いていないんですよ。
――先生の話は聞いていますか。
楠:先生の話は! 聞いていますよ。
楠原:特定じゃん!
楠:でも今の取材は、ずっと皆の話を聞いているよ。
――自分の世界に入るのは前から自覚していたんですか。
楠:ずっと気付かなかったんですけど、メンバーから変だと言われるようになって、そうだったんだって自覚したんです。
――一人としてキャラが被らない個性的なメンバーということは十分に伝わりました(笑)。