――それぞれコンプレックスを抱えていると事前に聞いていますが、一人ずつ理由を教えてください。楠原さんは「第一印象がクソ生意気」とのことですが、そう言われることが多いんですか。
楠原:何も話さないと、年上の人には生意気に見られがちで、年下には怖がられるんですよね。元が笑い顔じゃないので、きつく見られることが多いんですよ。
――メンバーから見ていかがですか。
大葉:初めて会った時はめっちゃ怖かった…。でも本当に第一印象だけで、喋ったら優しかったです。
――逆にギャップがあって良いかもしれないですね。それで損したことはあるんですか。
楠原:マネージャーさんに怒られたことがあるんですけど、挨拶のトーンが低いと生意気に見えちゃうみたいです。あと自分では笑っているつもりでも、そうは見えてなかったりして。自分では気付かなかったことなので、そうやって教えてもらえて良かったです。
――小さい頃から、そういうイメージで見られることが多かったんですか。
楠原:小っちゃい頃は人に笑顔を見せるのが嫌いだったんですよ。
――本当に生意気な女の子じゃないですか(笑)。
楠原:違うんですよ! 心の中では面白くても、歯を見せて笑うのが苦手だったというか、笑うと口が四角くなるのが嫌だったんです。それは今でもコンプレックスですね。
――楠原さんは趣味が競馬予想にお酒と、めちゃめちゃおっさんですね。
楠原:競馬に関しては、おじいちゃんが予想屋をしていまして、そこから宝石商に成りあがったんです。私が生まれる前に亡くなったんですけど、家に競馬の資料があったんですよ。それで、ある時に深夜番組を観ていて、なんとなく予想をしてみたら翌日の競馬が当たって、「あれ?」と思って。これは、もしかしたらおじいちゃんの血を受け継いでいるかもしれないと思ってやり始めたら、今の時点で収支は黒字です。
――もしかしたらアイドルよりも予想屋のほうが天職なんじゃないですか。
楠原:なので今は競馬の番組にも出させていただいています。ただキリがないので基本は重賞しかやらなくて、推している馬の時だけ他のレースもやります。
――お酒は相当飲まれるんですか。
楠原:相当飲むと思います。日本酒を5、6合飲むのは普通ですね。でもお父さんとしか飲まないんですよ。お父さんと近所の居酒屋に行って、だいたい黒霧がキープされているので緑茶割りで飲むんです。
――それだけの大酒飲みだと、すぐにボトルもなくなるんじゃないですか。
楠原:そうですね。でも居酒屋には仲の良いおじいちゃんたちがいて、お酒をくれるので大丈夫です。
――おじいちゃんの飲み仲間までいるんですか!
楠原:お酒をもらう代わりに、競馬の予想を教えるんですよ。けっこうな確率で当たるので、あまり教えないようにしているんですけどね(笑)。
――相田さんは「極度の人見知り」だそうですが、物心ついた時からそういう性格だったんですか。
相田:生まれた時からです(笑)。学校でも自分から話しかけたことがないです。
楠原:確かにね。基本、言葉を発するよりも、とりあえず笑う。
――さっきから、ずっと笑顔ですもんね。このグループでレッスンを始めたのはいつ頃からですか。
相田:9月の頭からです。
――多少は人見知りが直りましたか。
相田:まったく(笑)。でも、頑張るぞとは思っています。
――こんなに大人しい雰囲気なのに、特技は大食いなんですよね。どのぐらい食べるんですか。
相田:ごはんがおかわり自由のお店とかだと五杯は食べますね。
――それは、なかなかの大食いですね。しかも趣味は料理とお菓子作りなんですよね。
相田:大好きです。
――じゃあ作って食べて、作って食べてで。
相田:そうです(笑)。
――永遠に終わらないじゃないですか(笑)。