しじみ:なかなかそのハードルをクリアする男性がいないのか。結婚願望とかないの?
青木りん:結婚願望がない!
しじみ:そこが羨ましい! もう私なんて結婚に囚われまくってるからさ。そうなりたいよ!!
青木りん:嫌でしょ、私と結婚なんて。私の過去を相手に背負わせたくない。
しじみ:ええーー!! かっこいい。やっぱりそういうこと考えるんだ。
青木りん:AVにプライドあるし後悔もしてないけど、もし相手がAV女優でも結婚していいって言ってくれたとしても、相手の家族のことを考えるね。昔、いとこの結婚式に参加したら、写真撮られたり握手求められたりして大騒ぎになっちゃって、それで親戚に「お前は来るな」って言われたんだよね。有り難いことに地元に帰るとスッピンで歩いてても声かけられるから、もう青木りんとして生きていくしかないよね。
しじみ:自分が結婚したいっていう気持ちよりも、相手の幸せを優先するの?
青木りん:なんで相手の幸せが自分の幸せにならないの?
しじみ:ええー!! なんて崇高な考え方! とてもそんな風に思えないよ。
青木りん:20代の頃は、アイドルからAV女優になって、とにかく夢を追っかけて生きてたから結婚なんて考える暇もなかったしね。今もそのスタンスには変わりないけど、もしご縁があって、お互いに相手の幸せが自分の幸せと思えるような人に自然と出会えたら、その時は結婚してもいいのかなと。別に待つこともないし探すこともないんだけど、そんな出会いがふらっとあってもいいのかなと。
しじみ:何、その余裕ーー! そういう余裕ある人ほど、あっさり結婚したりするんだよね(恨めしい顔)。
青木りん:余裕とかじゃないよ。「結婚したい! ずっと一緒にいて!」っていくら口で言ったからってできる訳じゃないでしょ。長く一緒にいるために結局大事なのは、思いやりだよ!
(しばし叱られるしじみ。割愛します…)