――女優を辞めるキッカケになった彼氏とはどこで知り合ったんですか。
「AVキャバクラです（笑）。たまにフラッとバイトしていたんですけど、たまたま、その人が仕事関係の飲みで来店して。彼がモノノフ（ももいろクローバーZファンの総称）だったので、同じアイドルオタクとして意気投合して付き合うことになり、すぐに同棲を始めたんです。でもAVキャバクラで知り合ったのに、AVとかまったく駄目な人だったんですよ。いろいろ葛藤しながら私と付き合ってくれたんですけど、まったく手を出してくれなかったんです」
――え？ セックスをしなかったってことですか。
「会ったばかりの頃に1、2回した程度で、それっきりだったんですよ。最初にセックスをした時はドキドキ感もあって、この人と付き合っていくのかなと思っていたのに駄目でしたね」
――年齢が離れていたとか？
「ちょい上ぐらいでした」
――まだ若いのにセックスレスですか。
「チューもしないから不安になって。しかも酔っぱらって帰ってくると『AVなんて汚ねぇ』とか言うんですよ。シラフの時は一切言わないから、それが本音だったんでしょうね。AV女優だった過去が許せなかったのか何も手を出されないまま時が経って…」
――まだ女優を辞める前にインタビューした時は、しばらく恋愛をしていないと仰っていましたが、彼氏ができたのはいつぶりだったんですか。
「AVデビューする前の20歳から27歳まで彼氏がいなくて、27歳の時に不倫をしていたので、ちゃんとした彼氏は久しぶりでした」
――よりによって久しぶりの恋愛は不倫だったんですか（笑）。不倫相手はどういう人だったんですか。
「仕事で知り合った映像関係者で、1年以上ズルズル関係を続けていました。やっぱり7年ぶりに彼氏ができるとハマりますね」
――彼氏というか不倫ですけどね（笑）。
「人を好きになってセックスするのが7年ぶりだったから感動して泣いてましたもん。AVを辞めてしばらくは職業病だったと思うんですけど、なんで仕事じゃないのに、ギャラももらえないのにセックスをしなきゃいけないのって純粋に思っていたんですよ。不倫という劇薬によって職業病も治ったのかなと（笑）」
