また、変わったところだと、指舐めという方もいらっしゃいます。女の子の指をペロペロするのがお好きなんだとか。
これが困ったもので、求められているリアクションは勿論わかるんですが、実際の感覚との乖離が酷すぎて…。気持ちよがるのもしっくり来ない、かと言って正直に伝えるのも気が引ける、中途半端な反応になってしまうんじゃないかと気が気でないのです。
具体的に言うと、手の指。舐め回されているゾワゾワとした感覚はあるものの、感想を挙げるとしたら「舐められているなあ」というだけ。体をよじるほどくすぐったい訳でも、まして気持ちいいでもなく、アアンと鳴くのが果たして正しいのか、私の中で未だ正解にたどり着けていない謎プレイに分類されています。
そして足の指。こちらははっきりとくすぐったい、反射的に足が引っ込みます。すると大抵お客様は、反応があったので続けようと、引っ込んだ足を捕まえて舐め続けるのですが、いや、くすぐったいんだってば!
もちろんご要望があれば頑張るものの、「くすぐった気持ちいい」という感覚は滅多なことがないと起こるものじゃないと、どうかご承知おきいただきたい。少なくとも、私の半生の中でそんな感覚は動物に擦り寄られた時か親戚の赤ちゃんをだっこした時くらいしか覚えがないですよ!
とは言え風俗店なので、始めにも言ったように“こんなところでくらいヤリたいことは気兼ねなくヤッてほしい”というのは心からの想いです。頑張ってお相手した後に、
「ありがとう、こんなことさせてもらえるなんて」
と言ってもらえた時の充足感を思えば、私にできることならハリキリたくなっちゃうんです♪
いつだったか、お客様が上がり前のお風呂に浸かりながら
「俺、嫁にア×ル舐めてなんて一生言えないなあ…」
と、ぽつりと呟いたのが今でも耳に残っています。家族にも、いや、家族だからこそ内緒の世界ってあるんですよね。フェティッシュなご要望が恥ずかしくて言い出せない貴方、意外と皆様スゴいお願いしちゃってるんですよ。さあ、貴方もその願望を叶えに来ませんか?
皆様の秘めた欲望が満たされることを祈りつつ、それではまた次回♪
(文=茅原まおみ)
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