対面座位を楽しんだところで、今度は彼女を立たせてガラス際に移動した。立ったままガラスに手をつかせて後ろから再び挿入する。
立ちバック中の目の前の景色はこれだ。
壮観。
眼下にはフロア。酒を片手に盛り上がる男性客。その男性客に群がりチップを求める嬢たち。こんな眺めの中でするSEXは初めてだ。
ひとしきりこの絶景を楽しみ、彼女をソファーに寝かせて正常位で発射した。
喜びの絶頂から一転、ピンチに…
これだけ遊んで48ドルなら、コストパフォーマンスは最高だ。嬢も大当たりだった。
彼女とまったりしていると、ウェイターが戻ってきた。
ウェイター「そろそろ時間だぞ」
時計を見ると、入室から40分ほど経っていた。
ウェイター「じゃあ、彼女にチップ渡して。楽しんだでしょ?」
やっぱりそうくるか…。
この店では、女の子を触るとチップを1ドル渡すのがルール。個室に行ってSEXするには、70~80ドルかかると聞いていた。チップなしで済むわけないか…。
さて、どう切り替えそうか…。
うん、問題ない。これも想定の範囲内だ。
こういうこともあるかもしれないと見越して、先ほど空の財布を見せてある。
ぼくの中では鉄則だが、海外で夜遊びするときには、余程安全が保証されていないかぎり、余分な金や貴重品は一切持っていかない。特に中南米では、置屋がある場所の治安は悪いことが多いし、嬢に盗まれてトラブルになるケースもあると聞く。この時も飲んで立ちんぼと遊べるくらいの現金しか持っていなかった。
JOJO「もうお金ないって、さっき言ったよね。覚えてるでしょ?」
ウェイター「もちろん覚えてる。でもクレジットカード持ってるだろ? 外にATMあるからさ」
あいにくカードも持ち合わせていなかった。
JOJO「カードは持ってない。現金もない。さっき言ったとおりだよ」
ウェイター「カードなしでどうやって旅行するんだ?」
ウェイターは有無を言わさぬ勢いで迫ってきた。嬢は心配そうな面持ちで、こちらのやりとりを見つめている。
JOJO「ホテルに全部置いてきたんだよ」
ウェイター「…」
ウェイターと嬢が小声で相談し始めた。
怖い兄ちゃんとか、さっきのイカツイボスが出てきて脅されたらどうしよう…。
頭をフル回転させて対応を考えた。でも本当にお金はないし、そもそもないってことをしっかり事前に伝えている。その1点を主張するしかない。
それでもやや不利かな…。ワーストケースは、ホテルまで一緒に行って50ドルくらい払う感じか…。