【美女が繰り広げるレズショーに巻き込まれて泡まみれに】
酒を飲みながら女の子と会話して、お触りしたらチップを渡すのがここでの遊び方。チップは1ドルで済むので安い。
ぼくはこの時、100ドル札とメキシコペソの高額紙幣しか持っていなかった。チップはメキシコペソでも払えるだろうし、頼めば両替もしてくれるだろう。そんなことを考えながらビール片手に店内をうろついていると、男から話しかけられた。
彼はロサンゼルス在住のホンジュラス人。英語の訛りがひどく、ほとんど彼の言葉を理解できなかったが、ロサンゼルスで会社を経営しているとことと、週末を利用してメキシコまで遊びに来ていることだけは分かった。
「ほら! 触りなよ!」
彼は通りかかった嬢を引き止め、ぼくにお触りするよう促した。
「いや、チップの小銭を持ってないから」
「何言ってんだ? そんなの気にするな」
ぼくの手を掴み嬢の大きな胸にあてがうと、彼は自分のポケットから1ドル札の束を取り出し、1枚嬢に渡した。
「金は気にするな。どんどん触れよ」
彼はぼくの分までチップを払いながら次々に嬢に話しかけてはお触りを楽しんでいた。
ふと気づくと、横のステージで泡まみれになった嬢2人が絡みはじめた。シェービングクリームを使ったレズショーだ。
なんだこれ…メキシコすごいな…。
ステージ脇に陣取り、泡まみれで交わる嬢たちを眺めていると、ホンジュラス人の彼が嬢に合図をした。
「コイツにサービスして」
えっ!
嬢たちは無邪気な笑みを浮かべて、こちらに近づいてきた。ぼくの手をとり彼女たちの胸や尻に這わせる。
「まだまだこんなもんじゃない! もっとサービスしろい!」
彼がチップを追加すると、今度はぼくの顔を泡まみれの股間に押し付けた。
苦しいし泡まみれでベタベタするけど…なんか楽しい!
その後も散々彼のお金で遊ばせてもらい、ぼくは泡まみれになった。
「楽しかったよ! またね!」
1時間ほど経つと、彼は連絡先を残してロサンゼルスに向かって帰っていった。最初は変な奴に絡まれて面倒くさいと思ったが、それは偏見。ただ気前の良い奴だった。
店内を歩いていると、今度はロサンゼルスから来ている日本人男性と知り合った。奥さんが一時帰国中で不在にしているのをいいことに、国境を越えてティファナまで遊びにきたらしい。
「いやぁここ最高ですね。ロサンゼルスでこんなことしたら何百ドルかかることか…」
ニヤニヤしながらそう話す既婚者男性。国境を少し越えただけで物価が数倍変わるここティファナ。週末にアメリカから遊びに来るひとが多いという噂は本当らしい。
彼によると、この店で嬢とSEXすると嬢への支払いが交渉次第で大体70~80ドル、部屋代を含めるとほぼ100ドルかかるとのことだった。
100ドルか…。かわいい嬢は多いけど、もう少し安く遊びたいな…。
貧乏旅行をしている身。この夜は嬢と会話したりお触りを楽しむ程度で切り上げよう。一旦外に出て、タコス屋で腹を満たす。その後、周辺にある似たような店も覗いてみたが、値段はHong Kong Gentlemen’s Clubより若干安いものの、あまり良い嬢がいない。
宿に向かって歩き始めたところで、ふと思った。
ティファナの滞在は長くない。このまま帰るのももったいないような気もする…。
思い直したぼくは、Zona Norteに集まる立ちんぼ嬢に目をつけた。ひどい見た目の嬢も多いが、よく見ると若くてスタイルが良い嬢もちらほらいる。
これまでいろいろな海外風俗で遊んできたが、立ちんぼは未経験だった。どうせならここで挑戦してみよう。