筆者が選んだのは、オープン間もない朝9時30分ごろの入店。この時間帯であれば、商店は開店前だろうという考えだ。実際、読み通りで、堂々と入ることができたのだった。
しかし残念なことに、早朝に出勤している女性はひとりしかいなかった。しかも予約が入っており、次に出勤する女性が来るまで1時間強あるという。ひとまず、料金約25,000円を支払って待つことにした。
待合室は金色を基調にしたゴージャスな造りだった。プロフィール写真を眺めたり、マンガ雑誌を読んで時間を潰し、泡姫とのご対面となった。
お相手は、いかにも普通の主婦といった感じのヒロミさん。35歳前後といったところだろうか。ちょっぴり気になったので、彼女が風呂の用意をしている間にスマホでお店のサイトをチェックしてみる。しかし、そこに写真は掲載されていなかった。
入店したてなのかとヒロミさんに聞いてみると、「うちの店は本当に主婦が多いから、バレたくない人は一切写真を掲載しないんですよ」とのことだった。また驚くことに、「ホームページだって、作ったのはつい最近。それまでは、夕刊紙に広告を載せるだけだったみたい。その広告も、店のロゴマークだけで、女のコの情報は一切なかった(笑)」と豪快に笑い飛ばした。
どうやら、在籍する女のコのプライバシー保護に力を入れているお店のようだ。決して恵まれた場所とは思えない店に、70名以上もの女のコが在籍している理由が分かった気がした。
さて、サービスだが、70分が唯一のコースだった。ヒロミさんは、丁寧なボディ洗いや、「昔、吉原にいたもので…」と今では珍しくなった壺洗いなどで楽しませてくれた。
ベッドで繰り出された全身リップやフェラの技術は一流で、しかも2回戦まで可能と、値段以上の素晴らしさだった。プレイ後の洗体も実に丁寧で、まさか商店街のど真ん中のソープで、ここまでの満足感を得ることができるとは思わなかった。ただし、プレイ後、店を出たのはお昼どきで、周囲の視線はなんとなく痛い気がした。
(文=子門仁)