――でも、この店のプレイルームってしっかりした造りだよね? それでも周りに聞こえちゃうの?
ひなた:はい。スタッフさんにもよく聞こえてるみたいで…恥ずかしいです。
――いやいや、恥ずかしがることないよ。男ってのはそういうの大好きなんだから。
ひなた:そ、そうですか。
――うん。これからも遠慮しないで大声で感じるべきだと思うよ。
ひなた:フフフ、じゃあそうしますネ♪
このお店の個室は、かなりしっかりとした造りになっている。それなのにアヘ声が外に漏れてしまうとは…。いかにひなたチャンの声が大きいのかが分かるというもの。まさに、
攻め甲斐のあるドM!
ということだ。
――いきなりなんだけど、ひなたチャンはお客さんのことを好きになったことってあるかな?
ひなた:え? い、いきなりですね。
――うん。是非聞かせてほしいんだけど。
ひなた:そうですね…ありますよ。
――ど、どんな人だった?
ひなた:な、何人かいるんですけど…。
――あ、ひとりじゃないんだね。どんなタイプの人が多いのかな?
ひなた:上手に攻めてくださる人だと、ついついその気になっちゃうんです。
――なるほどね。さすがドMだね。でも、上手っていっても人それぞれだと思うんだけど。
ひなた:猫を可愛がるみたいな感じってわかります?
――うん。なんとなく。
ひなた:そんな感じなんですよ。
――ああ、だいたい想像ができたよ。
ひなた:私、小さい動物が好きなんですよ。だから、好きになるお客さんも動物好きな人が多いかもです。