もともと雛形は1992年の中学2年生の時にドラマ『おべんきょう』(TBS系)で女優デビューし、大手劇団系の事務所に所属していた。だが、その抜群の素材にイエローキャブ(当時)の野田義治社長(70/現サンズエンタテインメント会長)が目をつけ、電話帳で「雛形」という珍しい名字を探して自宅に押し掛けるという強引な手法でスカウト。そこまで野田社長に「ほしい」と思わせた逸材なだけあって瞬く間にグラビア界のトップスターとなり、当時のイエローキャブが隆盛する原動力にもなった。
効果的にバストを強調する「雛ポーズ」は現在に至るまでグラビアの定番ポーズとなっており、後輩グラドルたちに与えた影響も絶大。まさにグラビアアイドルの“ひな型”といえる存在だ。
90年代後半からは女優業にシフトし、さらにCMディレクターの男性と結婚。2000年に長女を授かったこともあり、育児の多忙さから徐々に露出が減少していった。2003年には離婚を経験し、2013年に俳優の天野浩成(38)と再婚。すでに長女は高校生になり、すっかり「ママ」のイメージが定着していた。
しかし、久々に見せた水着姿はいまだ現役同然。まったく美貌にもスタイルにも陰りがなく、さすがの貫禄といえる。
「昨年1月に旅番組で入浴シーンを披露した際にも、バスタオルでくるんだFカップの谷間がセクシーすぎると評判になりました。最近は熊田曜子(34)が出産後も抜群のプロポーションを維持し、2児の母でありながらグラビア活動を再開させたことが話題になっていますが、雛形さんも十分に現役に戻れる。16歳になった娘さんに野田会長が『とりあえず写真撮ろう』と芸能界入りを誘っているそうですが、美貌の衰えない雛形さんとセットの『母娘グラビア』を画策しているのかもしれませんね。まあ、雛形さんは『娘は芸能界に興味ない』と野田会長をあしらっているようですが(笑)」(アイドルライター)
いずれにしても、若手グラドルに負けない貫禄のセクシーさを披露した雛形への再評価の声は高まる一方。グラビアは無理としても、今後もバラエティやドラマで貫禄のお色気を期待したいところだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)